コピペとは「コピー&ペースト」の略で、他の記事から文章をコピーしてそのまま自分の記事に貼りつけてしまうことを言い、Webライティングでは禁止となっています。
しかし「コピペチェックにいつも引っかかる」「コピペ率が下がらなくて納品できない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コピペチェックに引っかからないための3つのポイントや、コピペ率を下げる方法を解説しています。
無料で使用できるコピペチェックツールも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもなぜコピペはNGなのか
WebライティングにおいてコピペがNGなのはご存じかと思います。しかし、その理由まで答えられる方は少ないでしょう。
コピペがNGとされる理由は以下の2つです。
- 法律で文章のコピペが禁止されているから
- Googleでは、コピペ記事は上位にならないから
Webライティングの基本として、なぜコピペがNGなのか確認しておきましょう。
順番に解説します。
法律で文章のコピペが禁止されているから
他人の文章をコピーして使用することは著作権侵害となり、法律で禁止されています。
違法なコピペ行為が見つかった場合、法的な問題に発展する可能性があります。
Webライターとしての信頼や信用が失われ仕事ができなくなるため、必ず自分の言葉で記事を作成するようにしましょう。
Googleでは、コピペ記事は上位にならないから
Googleはユーザーに最適な検索結果を提供するために、コピペされた重複コンテンツを排除する努力をしています。
そのため、コピペされた記事は検索エンジンでの露出が減り、検索結果にすら表示されなくなる可能性が高いです。クライアントのサイトアクセス数にも大きく影響が出てしまうでしょう。
このように、SEOの観点からみても「コピペはNG」と言えます。
コピペチェックに引っかからないための3つのポイント
コピペチェックに引っかからないための3つのポイントは以下の通りです。
- オリジナル要素を入れる
- リサーチした情報を自分の言葉でまとめる
- コピペチェックツールでコピペを事前に回避する
1つずつ解説します。
オリジナル要素を入れる
自分の考えや経験を反映させるなど、オリジナル要素を入れることでコピペを回避できます。
たとえば、Webライティングの始め方について執筆しているとしましょう。「Webライティング 始め方」などと言ったキーワードで検索すると、どの記事でも似たような手順が紹介されています。
そこにプラスして、自分自身がWebライティングを始めた時にやっておいてよかったことや、失敗談などを含めると、オリジナル記事が出来上がります。
Googleはオリジナルな内容を含む記事を高く評価しますので、SEO対策としても効果的です。
なお、未経験ジャンルを執筆していて体験談を含められない場合は、そのジャンルに詳しい方の意見を反映させたり(SNSの口コミや、実際に話しを聞いてみる)、自分の考えを入れたりすると、記事の質を向上させられます。
※注意するポイント あまり自分の考えばかり述べてしまうと信憑性のない記事になってしまうため、本文のエッセンスとして入れるという意識を持っておくとよいです。 |
リサーチした情報を自分の言葉でまとめる
複数のサイトから情報を取得し、それらを自分の言葉で書き直すだけでもコピペは回避できます。
しかし「自分の言葉で書くのが難しい…」と感じる方も多いでしょう。コツをまとめましたので下記を参考にしてください。
▼リサーチした情報を自分の言葉でまとめるコツ・手順
1.同じ内容が書かれている記事を2~3記事リサーチ 2.共通して伝えている内容や、単語などを抜き出す 3.抜き出した内容をPREP法やSDS法を使い、自分でまとめる |
PREP法やSDS法について詳細を知りたい方は、下記を参考にしてください。
ちなみに、他の記事で解説されていることを自分の記事にそのまま載せたい場合は、必ず引用元(サイト名・URL)を明記しておきましょう。
コピペチェックツールでコピペを事前に回避する
コピペチェックツールを活用することで、事前に自分の文章が他のサイトと重複していないかをチェックできます。
クライアントによっては「コピペ率◯%以下」と条件を提示される場合もありますが、そうでなくても必ず自身で確認してから納品するようにしましょう。
コピペ率50%以下であればコピペではないと言われており、40%以下まで下げられれば良好です。
おすすめの無料コピペチェックツール
ここではおすすめの無料コピペチェックツールを紹介します。
CopyContentDetector(コピーコンテンツディテクター)
CopyContentDetectorは、記事の本文を入力するだけで簡単に「類似度判定」「一致率判定」「テキスト間判定」をパーセンテージで表してくれます。
4000文字までであれば無料でコピペチェックが可能です。無料の範囲でも十分に役立ちますので、まずCopyContentDetectorを使用してみるとよいでしょう。
ただ、引用や参考文献の使用など、適切な引用のルールに基づいている場合でも誤検知されることがあるので、理解しておくと安心です。
こぴらん
引用元:こぴらん
こぴらんも同じく、記事の本文を入力するだけでコピペチェックが可能です。(25文字以上4000文字以下)
こぴらんでは、入力された文章を適度な文に区切り、その文が使われているWebページ数を表示します。 また実際にどのWebページで同じ文が使用されているかも教えてくれます。
ただしCopyContentDetectorと違い、類似率や一致率などは分かりません。
コピペ率を下げる3つの方法
コピペチェック対策をしているのに、コピペ率が高くなってしまう場合や、クライアントが求めるコピペ率に到達できない時もあるでしょう。
そこで、コピペ率を下げる以下の3つの方法を紹介します。
- 他の検索ワードを試してみる
- 別の言葉での言い換えや、類語を探す
- キーワードを減らす
コピペ率の壁にぶつかった時はぜひお試しください。
順番に解説します。
他の検索ワードを試してみる
もし、クライアントから提示されたキーワードだけでリサーチをしているのであれば、別のキーワードで検索した記事も参考にしてみましょう。
指定されたキーワードだけでリサーチすると、同じような記事しか出てきません。そのため、どうしても似たような内容や文章になりがちです。
そこで、記事の見出しごとにキーワードを入れ直して検索することを試してみてください。
解説すると、メインキーワード「Webライティング とは」で記事を執筆しているとします。
本文中に見出しとして「Webライティングと紙媒体の違い」と作成した場合、メインキーワードで検索した記事のみを参考にするのではなく、「Webライティング 紙媒体 違い」と検索し直すと、新しい記事が表示されます。
これまでとは違った内容を参考にでき、文章の表現が広がるため、コピペ率を下げられる可能性が高まります。
別の言葉での言い換えや、類語を探す
文章の言い回しや表現を変えるだけで、コピペ率が下がる場合があります。
(例) 「便利です」→「重宝します」 「Webライティング3つのポイント」→「Webライティングのコツ3選」 |
このように、言い回しを変えても同じ意味を伝えられます。
リサーチした記事を参考に執筆していると、知らずに同じ言い回しを使用していたり、使う単語が似たようなものになってしまいます。
コピペ率が下がらない場合は、「別の表現ができないか?」という視点で読み返してみるのも有効です。
また、言い換えや類語検索をする際は、下記のサイトが便利です。
・goo辞書…NTTレゾナントが運営するポータルサイトgooにおいて提供されている辞書検索サービス。国語・類語・英和・和英をはじめとする計30の辞書を検索できる。 ・Weblio類語辞典…GRASグループ株式会社が管理する統合オンライン百科事典。日本語のユーザーを対象に、550冊以上の辞書や事典、用語集からの情報を一度に検索できる。 |
キーワードを減らす
同じキーワードを本文中に入れすぎると、コピペ率が高まってしまいます。
意味が伝わる範囲で不要なキーワードは削りましょう。
また、SEO的にも同じキーワードを使いすぎることは効果的ではありません。
SEOとは…Googleなどの検索結果にサイトを上位表示させる施策のこと |
メインのキーワードばかり使用せず、関連キーワードやフレーズも記事内に取り入れることでコピペ率を下げられます。さらには、より多くの検索結果でサイトが表示される可能性があります。
キーワードを自然な形で使用してコンテンツの質を求めていけば、コピペ率が下げられるうえ、SEO的にも有効です。
まとめ
今回は、Webライティングにおけるコピペ回避方法や無料ツール、コピペ率を下げる方法などを解説しました。
コピペチェックに引っかからないためのポイントを振り返りましょう。
・オリジナル要素を入れる ・リサーチした情報を自分の言葉でまとめる ・コピペチェックツールでコピペを事前に回避する |
自分の体験談など、オリジナル要素を本文に入れることはコピペ回避にとても有効です。
未経験ジャンルだとしても、自分の言葉を使用したり、事前にコピペチェッカーにかけることでコピペを回避できます。
もしコピペ率に引っかかってしまったら、今回紹介したコピペ率を下げる方法「他の検索ワードを試してみる」「別の言葉での言い換えや、類語を探す」「キーワードを減らす」を試してみてください。
質の高い記事を作成し、信頼されるWebライターを目指していきましょう。
Webマーケティングオンラインスクールのマーケウィル(MarkeWill)では、Webライティングコースをご用意しております。
無料相談も実施しておりますので、Webライティングに関する疑問やお悩みごとなどがあれば、お気軽にご相談ください。