Webライティングを始めたばかりの初心者でも、クライアントに自身を採用するメリットを伝えられれば必ず案件を獲得できます。
案件が取れないのは「初心者」「実績が無いから」ではありません。自身のスキルや魅力をアピールできていないからです。
本記事では、Webライティング初心者の方がクラウドソーシングサイトで案件を選ぶポイントから獲得までの3ステップ、必ず採用される4つのコツまで解説しています。
「案件が獲得できない」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
Webライティング初心者の案件の取り方
Webライティング初心者の方は、以下の方法で案件を取るのがおすすめです。
・クラウドソーシングサイト(おすすめ) ・求人サイト ・X(旧Twitter) |
順番に詳しく解説します。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングとは「企業や個人がインターネット上で業務を発注する業務形態」のことで、クラウドソーシングサイトは発注側とワーカーをつなぐ役割を果たしています。
クラウドソーシングサイトに登録すると、様々な案件に応募でき、履歴書や面接無しで仕事を受注できます。
さらに、クライアント側には仕事を発注する前に、ワーカーに報酬を「仮払い」をする制度が設けられていたり、トラブルが起きた際の対処をクラウドソーシング側が対応してくれたりと、安心して仕事を受注できる環境が整っています。
ライター経験が浅くても請け負える仕事が豊富にあるため、クラウドソーシングサイトはWebライティング初心者におすすめの案件獲得場所となっています。
▼代表的なクラウドソーシングサイトはこちら
求人サイト
indeedやタウンワークなどの求人サイトでもWebライターの募集が出ています。
パートやアルバイトといった勤務形態が多く、履歴書や面接が必要になるケースがほとんどです。
そのため、一度採用されると安定して収入が得られる点がメリットとなっています。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)で「#ライター募集」と検索すると、企業や個人の方がライターを募集している投稿がたくさん見つかります。
投稿には、執筆ジャンルや文字単価、その他の作業内容などが書かれており、詳細はDMでやり取りする場合が多いです。
ただし、クライアントが信頼できるかどうかは自己判断になりますので、応募する際は慎重に検討することをおすすめします。
Webライティング初心者が案件を選ぶ時に見る5つのポイント
Webライティング初心者の方はまずクラウドソーシングサイトで経験を積むのがおすすめですが、案件をしっかり見極めて応募することが大切です。
実績欲しさに安易に応募してしまうと、時給が極端に低い仕事を受注してしまったり、悪質なクライアントと契約してしまう可能性があります。
受注した後で困らないように、以下の5つのポイントをチェックして応募しましょう。
①継続案件 ②文字単価1円以上 ③本人確認済みのクライアント ④クライアントの評価が4.5以上 ⑤プロジェクト完了率が80%以上 |
順番に詳しく解説します。
①継続案件
案件に応募する際は「継続案件」かどうか確認しましょう。
一度継続案件を獲得すると、「案件に応募する手間がはぶける」「クライアントの意向をくみ取れるようになる」「知識が蓄積され執筆スピードが上がる」「収入が安定する」などのメリットが得られます。
「単発」や「1記事のみ」の募集ではなく、ぜひ「継続案件」を狙って応募するようにしてください。
②文字単価1円以上
Webライティング初心者でも自信を持って文字単価1円以上の案件に応募していきましょう。
ある程度の相場はありますが、文字単価はクライアントの予算によって左右される内容でもあります。
同じような作業内容でも、Aクライアントでは文字単価0.5円、Bクライアントでは文字単価1円というケースも少なくありません。
「文字単価1円以下は応募しない」などルールを決めて応募していくと良いでしょう。
③本人確認済みのクライアント
クラウドソーシングサイトで案件を獲得する場合、クライアントが「本人確認済み」かどうかチェックしましょう。
「本人確認済み」とプロフィール欄に表示させるためには、免許証などをクラウドソーシングサイト側に提示して承認を得なくてはなりません。
そのため、信頼できるクライアントである1つの判断材料になります。
本人確認申請をしていないクライアント全てが「悪質」というわけではありませんが、初心者の頃はクライアントの見極めが難しいため、「本人確認済み」のクライアントを選ぶとトラブルに巻き込まれにくくなります。
④クライアントの評価が4.5以上
クライアントの評価をチェックすることも、信頼できるかどうかの判断材料になります。
クラウドソーシングサイトでは、仕事の取引を終えるとお互い(クライアントとライター)を評価するシステムとなっています。
そのため、実際に該当のクライアントと取引したライターによる評価はとても参考になります。
「検収が遅い」「連絡が取れない」など、悪い評価が目立つクライアントには近づかない方が賢明です。
⑤プロジェクト完了率が80%以上
クラウドソーシングサイトで見かけるプロジェクト完了率とは、案件が最後まで実施されたかどうかを指しています。
ライターは、案件を受注後でも「仕事内容と報酬が見合ってない」「連絡がスムーズにいかない」など、業務遂行が難しくなった場合に契約を途中で終了することができます。
このようなことが続くとクライアントのプロジェクト完了率は下がります。
プロジェクト完了率が低いクライアントは作業内容等に問題がある可能性が高いため、プロジェクト完了率が高いクライアントを選ぶようにしましょう。
Webライティング初心者が避けるべき案件
Webライティング初心者の方は、以下のような案件を避けてください。
・条件が良すぎる案件 ・文字単価0.5円以下の案件 ・テストライティングが超低単価 ・「◯記事納品で◯円」といった案件 |
X(旧Twitter)では、上記のような案件を受けてしまい、抜け出せずに疲弊している初心者Webライターの方を良く見かけます。
時間・気力を消費しないために1つずつ確認しておきましょう
条件が良すぎる案件
クラウドソーシングサイトでは、時々「初心者歓迎」としながらも「文字単価3円」など、好条件で募集を出しているクライアントがいます。
Webライター初心者でも「医者」「弁護士」など、専門知識を持っている場合は単価が上がります。
しかし「子育て」「旅行」など、専門知識が無くても執筆できそうなジャンルで条件が良すぎる場合は注意が必要です。
応募に集まった初心者に「募集が終了してしまいましたが、◯◯の案件なら紹介できます。」と別のサイトなどに誘導される場合があります。
クラウドソーシングサイトから別サイトなどに誘導することは基本禁止されています。
「条件が良すぎる」と違和感を覚える案件はトラブルになる可能性が高いため、良く検討してから応募するようにしましょう。
文字単価0.5円以下の案件
Webライティング初心者であっても0.5円以下の案件は避けましょう。
「実績作りのため」と考える方もいますが、低単価過ぎる案件は「実績」としての効果をあまり期待できません。
たとえばあなたが仕事を発注する側だとして、「文字単価0.2円の実績」があるライターを採用したいとはあまり考えないでしょう。
加えて、文字単価0.5円以下の案件は作業内容に見合った対価とは到底言えません。
文字単価0.2円の場合、5000文字執筆しても1,000円にしかなりません。5,000文字を執筆しようと思うと初心者であれば6時間はかかるでしょう。
すると時給は約166円となり、Webライティング初心者で経験が少ないからといっても低く過ぎる金額です。
このように文字単価0.5円以下で発注しているクライアントは「初心者」という立場を利用した搾取案件がほとんどのため、応募しないようにしてください。
テストライティングが超低単価
テストライティングと採用後の単価の差が開き過ぎている場合は、応募をやめましょう。
テストライティングの報酬が500円なのに、採用後は文字単価3円としているなど、このような案件はテストライティングの記事だけ受け取り、最初から採用するつもりがない案件の場合が多いです。
たとえ採用してもらえたとしても、テストライティングで微々たる報酬しか出せないクライアントは予算に余裕がないことが想像できるため、本採用後も単価が上がらなかったり、採用後すぐに契約解除されてしまう可能性があります。
「本採用:文字単価1円(記事単価5,000円)、テストライティングの報酬:3,000円」
上記のように、採用後の単価とあまり差が無い案件を選ぶようにしましょう。
「◯記事納品で◯円」といった案件
ライティングの案件は、一般的に1記事納品したら報酬をいただくという形式ですが、中には「10記事納品で5,000円」といった内容の募集が出ています。
「5,000円の報酬」だけみると、まとまった金額が得られるため魅力的に感じます。
しかし、10記事で5,000円の報酬なので1記事にするとたったの500円です。さらに10記事を納品するまで5,000円は得られません。初心者の方が10記事書きあげようと思うと、1ヶ月以上はかかってしまうでしょう。
1記事を低単価で受けてしまった場合は1記事書き終えればすぐに抜け出せますが、このような案件は抜け出せないところが悪質です。
「◯記事納品で◯円」といった案件はWebライターとしての活動意欲も奪ってしまう案件のため、応募はしないようにしてください。
Webライティング初心者が案件を獲得する3ステップ
Webライティング初心者が案件を獲得する3ステップは以下の通りです。
①文字単価1.0円以上で案件を探す ②経験があるジャンルの案件を選ぶ ③信頼できるクライアントの案件に応募する |
順番に解説します。
①文字単価1.0円以上で案件を探す
ここまで解説してきた通り、Webライティング初心者であっても文字単価1.0円以上に絞って案件を探しましょう。
その際1記事の文字数が3,000文字~5,000文字ほどの案件を選ぶと、書きやすいうえ、まとまった報酬も得られるのでおすすめです。
②経験があるジャンルの案件を選ぶ
次に、自分が書けそうなジャンルを選んでいきます。
執筆経験が無かったとしても、特技や趣味、ダイエットや育児の経験、本業で培ったスキルなど、自分が執筆できそうなジャンルを探していけば大丈夫です。
ジャンルの選び方は下記で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
どうしても書けそうな案件がない場合
それでも書けそうなジャンルが見つからない時は、勉強して知識をつけましょう。
たとえばふるさと納税や確定拠出年金など、お金に関する執筆の募集は多く出ているため案件を獲得しやすいです。
お金にまつわる知識は「知っておきたいけど気が乗らない」と考える方が多いと思いますが、仕事となると勉強せざるを得ませんよね。しかも勉強しながら報酬がいただけます。
このように少し考え方を変えてみて、書けるジャンルを増やしてみましょう。
③信頼できるクライアントの案件に応募する
先述した「本人確認済み」「評価が4.5以上」「完了率80%以上」のクライアントであることを確認したら、応募していきましょう。
ちなみに、クラウドソーシングサイトでは「採用の場合のみ連絡が来る」のが一般的です。
大抵のクライアントは、応募者へ不採用の連絡はしません。そのため、案件の募集が終了して2週間ほど経っても連絡がなければ「不採用だった」と考えて良いです。
Webライティング初心者でも必ず採用される!4つのコツ
Webライティング初心者でも下記の4つのコツをおさえれば必ず採用されます。
・毎日1~2件応募する ・サンプル記事を用意する ・プロフィールを充実させる ・応募文で自身を採用するメリットを伝える |
順番に見ていきましょう。
毎日1~2件応募する
クラウドソーシングサイトで案件に応募しても採用される確率はかなり低く、10件応募して1件受かるかどうかです。
そのため1日1〜2件ずつ、気になった案件にどんどん応募していきましょう。返信が無くてもあきらめず応募し続けることが案件獲得につながります。
ちなみに、「案件獲得し過ぎて執筆できなくなったらどうしよう」と不安になるかもしれませんが、毎日応募しても案件が抱えきれない事態にはならないので安心してください。
先述の通りクライアントからの返信率が低いのと、たとえ返信があったとしてもその段階では契約とはなりません。
お互い合意があったうえで契約となるため、もし案件が手一杯になった際に応募していたクライアントから返信があったら、「状況が変わり仕事が受注できなくなった」と丁寧にお断りしましょう。
サンプル記事を用意する
案件に応募する際は、サンプル記事を用意すると採用されやすくなります。
すでにライティング実績があり、クライアントから「実績として公開OK」をもらっている方はそちらで問題ありません。
しかし、まだ経験がない方は文章力をアピールする材料がないため、自身で「note」や「Googleドキュメント」を利用してサンプル記事を執筆しておきましょう。
自身の文章力や雰囲気を知ってもらうには実際に執筆した記事を見てもらうのが一番です。
サンプル記事の作成は報酬が発生しないため後回しにしがちな作業ですが、案件獲得の近道となりますので作成しておきましょう。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサイトのプロフィール欄には、自身の経歴やスキルなどを具体的に記載しておきましょう。
たとえば事務員として働いているのであれば、経理関係の知識がある、タイピングが速い、ビジネスマナーがあるなど、詳細に自身の知識やスキルを記載します。
健康や美容、ダイエットなど好きなことや趣味についてでも構いません。
そこから同じようなジャンルの執筆につながる可能性があります。
ライティング実績が無くても、「◯◯の知識はあります」「◯◯の経験あり」と自信を持って記載しましょう。
応募文で自身を採用するメリットを伝える
案件に応募する際は、自身を採用するメリットを伝えることが大切です。
クライアントが出している募集内容には、「◯◯の経験がある方」「◯◯で働いていた方」など、希望条件が提示されています。
欲しいライターの特徴を教えてくれていますので、自身がそれに当てはまるということを具体的に伝えましょう。
たとえば「大学の事務で働いているため、学生の就職事情に精通しています」など、クライアントに自身が経験したことや持っている知識を伝えます。
すると執筆経験がなくても「経験をもとに有益な情報を提供してくれそう」と感じてくれるため、採用されやすくなります。
「初心者ですが、頑張ります」ではなく、プロ意識を持ち、提供できるスキルや知識を応募文で伝えましょう。
まとめ
今回は、Webライティング初心者の案件の取り方から見極め方、必ず採用されるための4つのコツなどを紹介してきました。
Webライティングの案件はクラウドソーシングサイトや求人サイト、X(旧Twitter)などで見つけられますが、初心者の方はクラウドソーシングサイトから案件獲得に挑戦してみるとよいでしょう。
クラウドソーシングサイト側のサポートがあるため安心して利用でき、初心者向けの案件も豊富に出ています。
ぜひ本記事で紹介した案件の選び方や採用されるコツを実践して、Webライターとしての実績を積み上げてください。
Webマーケティングオンラインスクールマーケウィル(MarkeWill)のWebライティングコースでは、Webライティングの基礎から案件獲得の方法、仕事の進め方なども学べます。
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「Webライティング案件を獲得したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。