「Webライター用のポートフォリオを作りたい。でもどうやって作るの?」
「Webライティングを始めたばかりで、なかなか案件を受注できない」などのように、お悩みではありませんか。
ポートフォリオは、自分の強みや経験などを分かりやすく記載して作成することが重要です。
ポートフォリオを活用して効果的にクライアントへアピールできると、案件を受注しやすくなるでしょう。
今回は初心者Webライターのポートフォリオの作り方や実際に使える例文などをご紹介します。
ポートフォリオを作成して案件を受注したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
初心者Webライターのポートフォリオに必要な内容
初心者Webライターのポートフォリオに必要な内容は、以下のとおりです。
- プロフィール
- 保有資格・得意分野
- 執筆実績
- 対応可能な業務
- 希望単価
- 納期の目安
- 連絡先
それぞれ解説します。
プロフィール
まずは簡単な自己紹介を記載しましょう。
クライアントは、Webライターの経歴や人柄などを知りたいと考えています。
プロフィールには以下のような項目を入れると良いでしょう。
- 名前(ライター名)
- 年齢
- 出身地・住んでいる地域
- 学歴・職歴
- 家族構成
- 趣味・特技 など
上記の項目をすべて記載する必要はありません。
ある程度の情報が公開されているWebライターのほうが信頼度はあがりますが、年齢や職歴、家族構成などをどこまで公開するのかは自由です。
公開したい項目だけを選んで記載しましょう。
保有資格・得意分野
医療や金融、美容などWebライターに活かせそうな資格を保有している場合は、ポートフォリオに記載して積極的にアピールしましょう。
専門的な資格保有者限定の案件を受注できる可能性があります。
また資格を保有していない場合は、これまで経験したことのある分野や詳しい分野を記載すると良いでしょう。
クライアントが求めるWebライター像に当てはまると、仕事を依頼してもらえる確率があがります。
執筆実績
自分の実力や得意分野をアピールするためにも、自信のある記事を3~5本ほど選んで記載しましょう。
しかし執筆した記事のタイトルやURLを紹介するだけでは、印象に残らない可能性があります。
以下のようなことを記載して執筆実績を紹介すると、どのように記事を作成したのかが分かるため印象に残りやすいでしょう。
- 記事の背景
- 掲載先サイトの対象者
- 執筆するときに意識したこと
ただし執筆実績として公開できるのは、クライアントから「実績として公開可能」と了承を得た記事のみです。
無断で公開した場合、契約状況によっては賠償金を請求されるケースもあるため注意しましょう。
また公開できる記事がない場合は、執筆可能な分野のサンプル記事を作成しておくことをおすすめします。
ポートフォリオにサンプル記事のリンクを記載し、誰でも閲覧できるようにしましょう。
対応可能な業務
対応可能な業務内容は、できるだけ具体的に記載する必要があります。
クライアントによっては、Webライターを選ぶときに「どの範囲までの仕事を依頼できるのか」を重視する場合もあるからです。
Webライティングに関する業務内容は、以下のように多岐にわたります。
- キーワード選定
- 執筆
- 構成作成
- 画像選定
- WordPressへの入稿
- 取材
- インタビュー など
取材やインタビューの仕事もできる場合は、対応可能なエリアやオンライン対応の可否も記載しておくと良いでしょう。
希望単価
希望する文字単価や記事単価を記載すると、クライアント側も依頼した場合にかかる費用をイメージしやすくなります。
たとえば「文字単価1.5円〜」「取材記事:1記事20,000円〜」などのように記載すると良いでしょう。
初心者だからといって安い単価を記載する必要はありませんが、単価を高く設定しすぎると依頼してもらえない可能性もあります。
単価は目安であることや相談に応じることなども記載しておきましょう。
納期の目安
具体的な納期の目安を記載しましょう。
クライアントに「このライターには、これくらいの本数を発注できるのか」とイメージしてもらいやすくなります。
ポートフォリオに納期の目安を記載するときは、1週間または1カ月に何文字程度の記事を何本納品できるのかを明記しましょう。
またクライアントが問い合わせしやすいように、納期は相談に応じることも記載しておくのがおすすめです。
連絡先
最後に、インターネット上に公開しても問題のない連絡先を記載します。
クライアントによって使いやすい連絡方法が異なるため、メールアドレスやSNSアカウントなど複数の連絡先を記載しておくと良いでしょう。
またGoogleフォームやWordPressでお問合せフォームを作成しておくのもおすすめです。
初心者Webライター用ポートフォリオの例文
初心者Webライターのポートフォリオの例文をご紹介します。必要に応じて変更しながら、ご自由にお使いください。
はじめまして。Webライターの〇〇と申します。以下に私のプロフィールや得意分野、過去の実績などをまとめています。執筆ご依頼の参考にしていただければ幸いです。 【プロフィール】 ○○年生まれの○○歳。○○出身、○○在住です。○○大学○○学専攻を卒業後、○○業界の○○職として就職。○○年よりフリーのWebライターとして活動しています。本とコーヒー、キャンプが好きです。 【保有資格】 ○○○1級○○○○ 【得意分野】 ○○○○ 上記以外の分野も執筆可能です。お気軽にご相談ください。 【執筆実績】 ■20○○年○月 株式会社○○様○○に興味のある読者を対象に○○を紹介する記事を執筆しました。 掲載先サイト: 記事タイトル: 記事URL: 担当業務: 構成作成、執筆検索順位:○位 上記のほか、以下の記事執筆の経験がございます。 ■○○関連○○を対象としたサイトで○○に関する記事の構成作成、執筆を担当しました。 ○○の知識がない方にも分かりやすい表現を心がけて執筆しています。 ■サンプル記事以下のような記事の作成が可能です。 キーワード:○○ ○○記事URL:(※ブログやGoogleドキュメントなど) 【対応可能な業務】 構成作成執筆画像選定そのほかの業務についても、お気軽にお問い合わせください。 【ご依頼・ご相談】 現在も記事執筆のお仕事を募集しています。 文字単価:1.5円〜(ご相談ください) 納期の目安:3,000文字×2記事/週(ご相談ください) お仕事に関するご依頼やご相談は以下より、ご連絡ください。 メールアドレス: お問合せフォーム: 最後までご覧いただきありがとうございました。 |
初心者もできるWebライター用ポートフォリオの作り方
初心者もできるWebライター用ポートフォリオの作り方は、以下のとおりです。
- ポートフォリオ用のサイトを開設する
- 執筆実績を整理し公開する記事を決める
- ポートフォリオ用のページを作成する
順番に解説します。
1.ポートフォリオ用のサイトを開設する
ポートフォリオを掲載するサイトを開設しましょう。
さまざまなサービスを使ってサイトを開設できますが、特におすすめなのはWordPressです。
WordPressはホームページやブログ作成ができるシステムの一つで、多くのWebサイトで活用されています。
WordPressの使い方が分かると、WordPressへの入稿や編集などの案件を受注できるためWebライターとしての仕事の幅が広がります。
しかし慣れないうちは操作方法が分からず、難しく感じることもあるでしょう。
その場合は、簡単に使えるnoteやはてなブログなどの情報発信、共有ができる無料サービスを利用する方法もあります。
WordPressについては、こちらの記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
2.執筆実績を整理し公開する記事を決める
実績として公開できる記事を整理し、ポートフォリオに掲載する記事を選びます。
たとえば公開できるのか分からない記事があればクライアントへ確認したり、執筆した記事をジャンルごとに分類したりなどしましょう。
また公開できる実績がない場合は、Googleドキュメントやブログなどにサンプル記事を執筆しておく必要があります。
得意分野の記事を3〜5本ほど用意しておくと、ポートフォリオを充実させられるでしょう。
3.ポートフォリオ用のページを作成する
WordPressやnoteなどで開設したサイトに、ポートフォリオ用のページを作成します。
ページタイトルは「Webライター○○(名前)のポートフォリオ」といったように記載すると、分かりやすいでしょう。
またタイトル下に設定するアイキャッチ画像にも、誰のポートフォリオであるか記載するとクライアントの印象に残りやすくなります。
アイキャッチ画像を作るときはCanvaがおすすめです。
Canvaは無料でも使えるデザインツールで、テンプレートを選択して文字や素材を組み合わせるだけで簡単にスタイリッシュなアイキャッチ画像が作成できます。
初心者Webライターがポートフォリオを作るときのポイント
初心者Webライターが、ポートフォリオを作るときのポイントは以下のとおりです。
- 誤字脱字や表現の誤りがないか確認する
- ライティング以外の経験や得意なことを記載する
- 見やすさを意識する
- 具体的な数字を入れる
- 最新の情報を記載する
それぞれ解説します。
誤字脱字や表現の誤りがないか確認する
ポートフォリオが完成したら、誤字脱字や表現の誤りがないか確認しましょう。
ポートフォリオは、自分の強みをアピールして仕事を獲得するための営業ツールです。
誤字脱字や表現の誤りがあるポートフォリオを使用しているWebライターに「仕事を依頼したい」と思うクライアントは少ないでしょう。
「依頼したら低品質な記事が納品されるのでは?」と思われる可能性があります。
ポートフォリオやサンプル記事は目視と音読で見直す、校正ツールを使うなどして文章の確認をしましょう。
こちらの記事でご紹介しているツールを使って、文章の確認をするのもおすすめです。ぜひご覧ください。
ライティング以外の経験や得意なことを記載する
ライティング以外の経験や得意なこともポートフォリオに記載しておくと、仕事につながる可能性があります。
実体験や知識は貴重な情報であるため「資格がなくても、詳しい人に記事を書いてもらいたい」と考えるクライアントもいるからです。
たとえば「趣味で文房具を集めているため、画像を提供してのリアルな文房具紹介の記事作成が可能」といったように記載すると良いでしょう。
独特な趣味や好きなことが、自分の強みになる場合もあります。積極的にアピールしましょう。
見やすさを意識する
見やすさを意識して作成したポートフォリオは、最後まで読んでもらいやすくなります。
必要に応じて箇条書きや表、画像などを入れると良いでしょう。
またスマートフォンでポートフォリオを確認するクライアントもいます。スマートフォンでの見やすさも確認しながら、ポートフォリオを作成しましょう。
具体的な数字を入れる
具体的な数字を入れて実績を説明すると、説得力が増します。
たとえば記事の検索順位、1週間に納品可能な記事数などを伝えるときは具体的な数字を入れましょう。
またブログにサンプル記事を執筆した場合、無料のGoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスを使ってアクセス解析しておくと記事の閲覧数や検索順位などが分かります。
ポートフォリオに、サンプル記事の閲覧数や検索順位などを記載するとSEOライティングができるWebライターとしてのアピールが可能です。
最新の情報を記載する
ポートフォリオは常に最新の状態にしておきましょう。
クライアントにポートフォリオを見てもらえたとしても、最新の情報が掲載されていなければ「このライターは活動していないのだろうか」と依頼を見送られる可能性もあります。
活動的なイメージを与えられるように、1〜2カ月に一度はポートフォリオを更新しましょう。
初心者Webライターもポートフォリオを作成して案件を獲得しよう
今回ご紹介した初心者Webライターのポートフォリオの作り方を、再度確認してみましょう。
初心者Webライターのポートフォリオに必要な内容、ポートフォリオの作り方の手順は以下のとおりです。
【初心者Webライターのポートフォリオに必要な内容】
- プロフィール
- 保有資格・得意分野
- 執筆実績
- 対応可能な業務
- 希望単価
- 納期の目安
- 連絡先
【ポートフォリオの作り方の手順】
- ポートフォリオ用のサイトを開設する
- 執筆実績を整理し公開する記事を決める
- ポートフォリオ用のページを作成する
Webライティングの実績が少ない初心者も、ポートフォリオを活用して自分の強みや魅力をクライアントへ伝えられます。
分かりやすく読みやすいポートフォリオを作成して、Webライティング案件を獲得しましょう。
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