「Webライティング能力検定って、どういう検定なんだろう?」
「Webライティング能力検定資格を取るメリットはある?」と、お悩みではありませんか。
Webライティング能力検定は、一般社団法人日本WEBライティング協会が主催している民間の検定です。
資格を取るとインターネット社会で必要なライティングスキルと知識があることを証明できるため、転職や案件獲得時に他の人との差別化を図れます。
本記事ではWebライティング能力検定の内容や取得のメリットなどを解説します。
勉強方法も紹介していますので、Webライティング能力検定の受験をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
Webライティング能力検定とは
Webライティング能力検定とは、Webライティングに関する情報やノウハウを提供している一般社団法人日本WEBライティング協会が主催している検定です。
受験費用や合格率などを下表にまとめましたので、ご覧ください。
検定名 | Webライティング能力検定 |
運営 | 一般社団法人日本WEBライティング協会 |
費用(税込み) | 13,500円(YouTube動画講座セットの場合は19,800円) |
受験会場 | 全国17カ所 |
試験頻度 | 3カ月に1回 |
資格更新 | 必要(2年ごとに更新) ※更新費用12,000円 |
合格率 | 1級の合格率25~30% ※他の等級の合格率は非公表 |
対象者 | 初心者~中級者 |
Webライティング能力検定について、さらに詳しく見ていきましょう。
試験範囲はWebライティング基礎や炎上対策など6科目
Webライティング能力検定は、国語やWebライティング基礎、炎上対策、ミニ論文などの6科目が試験範囲です。
受験勉強をするだけでもWebサイト用の文章作成のコツ、インターネット上の炎上・トラブル対策などWebライティングに関する幅広い知識を得られます。
Webライティング能力検定の試験内容は、下表をご覧ください。
科目 | 内容 | 問題形式 |
国語 | 日本語の文語、ら抜き言葉、ことわざ など | 4択 |
Webライティング基礎 | 引用とリライトの正しい方法、質の高い文章を書くコツ など | 4択 |
コピーライティング、メールライティング | コピーの心得、書き出し部分、本文のコツ など | 4択 |
SEO | キーワードの選び方、検索ワードの今後の傾向 など | 4択 |
倫理・法律、炎上対策 | 検定資格保有者の心得、炎上しないための対策 など | 4択 |
Webライティングに関するミニ論文 | 文章力を高める方法、表現方法の注意点 など | 記述式 |
国語やWebライティング基礎などの科目は4択から選ぶ問題形式ですが、ミニ論文は指定されたテーマで200〜300文字にまとめる記述式です。
試験時間は90分に設定されているため「ミニ論文を書く時間がない」といったことがないよう、時間配分に注意する必要があります。
合格者は得点数に応じて1級・2級・3級に認定
Webライティング能力検定は1級〜3級までの等級があり、受験者は全員が同じ内容の試験を受けます。
満点は88点で合格者は得点数に応じて、1級〜3級に振り分けて認定されます。
試験科目ごとの配点は国語やWebライティング基礎のみ12点で、他の科目は16点です。詳しくは、下表をご覧ください。
科目 | 配点 |
国語 | 12点 |
Webライティング基礎 | 12点 |
コピーライティング、メールライティング | 16点 |
SEO | 16点 |
法律・倫理、炎上対策 | 16点 |
ミニ論文 | 16点 |
1級に認定されるには満点の88点か、80点以上の点数を取る必要があります。各等級の合格基準点は下表のとおりです。
等級 | 合格基準点 |
1級 | 80~88点 |
2級 | 70~79点 |
3級 | 53~69点 |
検定に合格すると認定証が送付されます。また希望した場合は、公式サイトの資格保有者リストへ名前を記載してもらうことも可能です。
資格の有効期限は2年間で更新も可能
Webライティング能力検定の有効期限は2年間ですが、希望すると更新もできます。
更新時に必要なことは、以下のとおりです。
- 更新費用12,000円(税込み)の支払い
- 動画講座の受講
- 講座の感想またはWebライティングに関する論文を200文字以上で作成し提出
提出物の内容が承認されると資格は2年間有効になり、新しい認定証が送付されます。
更新には費用や手間がかかりますが、動画講座で新たなトレンドやライターに役立つ情報を得られたり自身のライティング力を見直せたりするためスキルアップにも繋がるでしょう。
Webライティング能力検定資格を取るメリット
Webライティング能力検定資格を取るメリットは、以下のとおりです。
- Webライティングに関する豊富な知識が身につく
- Webライティングの案件獲得や転職活動のときにスキルをアピールできる
- 検定の運営元から仕事を紹介してもらえる場合がある
Webライティング能力検定の試験範囲は多岐にわたるため、Webライティングに関する基礎的な知識が豊富に身につきます。
また資格取得の実績で自分のスキルや知識をアピールしながら、フリーランス活動や転職活動を行うことも可能です。
さらに検定運営元の日本WEBライティング協会から、仕事を紹介してもらえる場合もあります。
特に1級を取得していると優先的に仕事を紹介してもらえるため、フリーランス活動をしたい方にとっては案件獲得先の一つとなる可能性もあるでしょう。
Webライティング能力検定資格を取るデメリット
Webライティング能力検定資格を取るデメリットは、以下のとおりです。
- Webライティング能力検定の受験や資格更新時に費用がかかる
- Webライターとして稼げるようになるとは限らない
資格取得や更新のたびに、10,000円以上の費用がかかってしまうことはデメリットでしょう。
受験時に支払う費用は13,500円(税込み)で、YouTube動画講座セットを利用する場合は19,800円(税込み)がかかります。
2年ごとに資格を更新するときは、更新のたびに12,000円(税込み)も必要です。
また資格を取得しても、Webライターとして稼げるようになるとは限りません。
Webライティングを仕事にして収入を得るには、実際にどのような記事を書けるのかも重要です。
ライティングの経験を重ね、スキルを磨き続けることも忘れてはいけません。
Webライティング能力検定の受験申し込みから合格発表までの流れ
Webライティング能力検定の受験申し込みから合格発表までの流れは、以下のとおりです。
- 試験日の1~2カ月前に公式サイトから受験を申し込む
- 公式テキストまたは動画講座セットで勉強する
- 希望した会場で試験を受ける
- 合否の結果はメールで通知される
順番に解説します。
1.試験日の1~2カ月前に公式サイトから受験を申し込む
受験の申し込みは公式サイトから行います。
勉強期間を考えると、試験日の1〜2カ月前に申し込みを済ませておくと良いでしょう。
勉強期間の目安はWebライティング初心者の場合は1カ月以上、中級者の場合は2週間〜1カ月程度です。
特に難易度が高い1級を取得したい方は、余裕をもったスケジュールで申し込むと良いでしょう。
受験を申し込むと、指定したメールアドレスに申し込み内容の確認メールが届きます。
メールに記載されている決済方法に従い、期日までに受験費用の支払いを済ませましょう。
2.公式テキストまたは動画講座セットで勉強する
Webライティング能力検定用の教材は市販されていないため、勉強には公式テキストや問題集、動画講座セットを使用します。
公式テキストと問題集は受験申し込み後、PDFファイル形式でメールに添付されて届きます。
公式テキストのページ数は約130ページあり、模擬問題がついています。
○×形式で答えられる問題集とあわせて印刷して活用すると良いでしょう。
最初に公式テキストを読んで全体を把握してから、繰り返し問題を解いて勉強するのがおすすめです。
公式テキストや問題集のみでも合格は可能ですが「必ず1級に合格したい」「動画で勉強したい」という場合には、19,800円(税込み)のYouTube動画講座セットも申し込めます。
論文の添削サービスもついているため、ミニ論文の科目に不安を感じる方にもおすすめです。
YouTube動画講座セットを希望する場合は、受験申し込みのときに「その他ご連絡事項」の欄へ「YouTube動画講座セット」と記載する必要があります。
3.希望した会場で試験を受ける
受験申し込みのときに希望した試験会場へ行って、試験を受けます。
試験会場が設けられている場所は、東京都中心部や札幌市内、大阪市内など全国17カ所です。
当日の持ち物は筆記用具のほか、運営元から届く検定詳細のメールを印刷したものが必要です。
メールの印刷物を受験票の代わりとして使います。また時間配分を考えて問題を解くために、時計もあると良いでしょう。
4.合否の結果はメールで通知される
試験日から10日ほどで、合否の結果がメールで通知されます。
受験申し込みのときに、資格取得者名簿への記載を希望した場合は公式サイトでも合否が確認可能です。合格の場合は、公式サイトに名前が掲載されます。
結果発表の数日後、合格者には認定証と試験結果が送付されます。
Webライティング能力検定を受験する前に知っておきたいこと
Webライティング能力検定を受験する前に知っておきたいことは、以下のとおりです。
- Webライティング能力検定の過去問題は手に入らない
- よく似た名称のWebライティング技能検定との違い
それぞれ解説します。
Webライティング能力検定の過去問題は手に入らない
Webライティング能力検定の過去問題は手に入らないため、過去の試験内容を見ることはできません。
これまでたくさんの方が検定を受験していますが、試験終了後に問題用紙はすべて回収されています。
また過去問題の公表や過去問題集の販売も行われていません。
「過去問題で試験の傾向をつかみたい」「過去問題を使って勉強したい」と考える方もいるかもしれませんが、公式テキストの模擬問題や問題集でも試験内容の傾向をつかめます。
公式テキストで解説されているWebライティングやSEOの理解を深めて試験に備えたい場合は、以下のような書籍も活用すると良いでしょう。
よく似た名称のWEBライティング技能検定との違い
インターネットでWebライティング能力検定を検索すると、WEBライティング技能検定の情報も表示される場合があります。
2つの検定の大きな違いは受験するために、講座を受講する必要があるかどうかです。
これまでお伝えしてきたとおり、Webライティング能力検定にはYouTube動画講座セットがあります。しかし必ず受講しなければいけない講座ではありません。
一方のWEBライティング技能検定は「WEBライティング技能検定講座」を受講した方のみが受験できる検定です。
その他の違いは、下表でご確認ください。
検定名 | Webライティング能力検定 | WEBライティング技能検定 |
運営 | 一般社団法人日本WEBライティング協会 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
費用(税込み) | 13,500円 (YouTube動画講座セットの場合は19,800円) | 41,000円 (試験料6,000円+講座受講料32,000円+合格証発行料3,000円) ※講座受講者のみ受験可能 |
受験会場 | 全国17カ所 | オンライン |
試験頻度 | 3カ月に1回 | 月1回 |
資格更新 | 必要(2年ごとに更新) ※更新費用12,000円 | 不要 |
合格率 | 1級の合格率25~30% | 第1回~第94回までの平均47.2% |
対象者 | 初心者~中級者 | 未経験者~初心者 |
クラウドソーシングの特典 | なし | あり |
Webライティング能力検定はWebライティングのスキルをアピールできる資格
Webライティング能力検定は、一般社団法人日本WEBライティング協会が運営している検定です。
受験勉強をするだけでもWebライティング基礎やSEO、炎上対策などWebライティングにかかわる幅広い知識を身につけられます。
検定に合格するとWebライティングのスキルを証明できるため、フリーランス活動や転職活動のときにも役立つでしょう。
Webライティング能力検定の試験日は、年に数回設けられています。気になる方は、公式サイトで試験日を確認してみると良いでしょう。
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