Webマーケティングで独立してみたいと考える方は、同時に「失敗したらどうしよう」という不安も抱えているのでは?
失敗しないためには自身のスキルアップを怠らないことが重要です。
本記事ではWebマーケティングの独立で失敗する原因3つと、失敗しないために必要なことを解説しています。
独立する方法や年収や事情、仕事の取り方も紹介していますので、Webマーケティングで独立したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
Webマーケティングで独立する2つの例を紹介
Webマーケティングで独立する方法は2つあります。
1つは企業で経験を積んで独立する方法。
もう1つは個人で実践や勉強をして独立する方法です。
それぞれ解説します。
1.Webマーケティング会社で経験を積んで独立
独立を視野に入れてWebマーケティング会社に就職、または転職する際はベンチャー企業がおすすめです。
一見大手企業は経験値が上がりそうですが、人数が多いため限られたWebマーケティング領域で仕事を任される傾向があります。
一方でベンチャー企業は広範囲のWebマーケティング領域をこなすため、大変ではありますが初めから様々な経験を積んでいけます。
さらに事業成績がそのまま実績になるメリットがあります。
自身のマーケティングで企業が成長するとマーケティングがうまくいったということになりますので、実績として今後の活動に活きてくるでしょう。
■ベンチャー企業とは 一般的には経済産業省のベンチャー企業の定義に当てはまる、またはベンチャー指定を受けている企業のことをいいます。 経済産業省ではベンチャーについて、起業にとどまらず、既存大企業の改革も含めた新しい取組みへの挑戦であるとベンチャー有識者会議で「ベンチャー宣言」を行っています。つまり、ベンチャー企業とは、新しい取組みに挑戦する企業ということです。 引用:https://sogyotecho.jp/venture-company/ |
2.個人で経験を積み独立
自分自身でブログやSNSを運用して経験を積んだあと、独立へ進むことも可能です。
実際にブログを立ち上げればブログ周りのことが自然と身に付き、SEOに関してはサイトを運用することで経験値が上がっていきます。
SNS運用については伸びているアカウントを分析し、自身の運用に役立てるのも良いでしょう。
実際に行動することで気づくことや学べることはたくさんあります。
独学では難しい部分もありますので、Webマーケティングスクールを活用すると独立までスムーズでしょう。
以下、一部のスクールを紹介しますので参考にしてください。
未経験から副業・フリーランスを目指す方向けの、Webマーケティングオンラインスクールです。現役Webマーケターが作成したカリキュラムで、実際の業務に役立つスキルを学べます。
マーケウィル(MarkeWill)のカリキュラムには案件獲得のサポートがついているため、実践的なスキルを身につけて受講後すぐにWebマーケターとして活躍したい方におすすめです。
Webデザイン×SNSマーケティングが学べる、独立に特化したオンラインスクールです。
Webマーケティング専門ではありませんが、マーケティングによる売れる仕組みや、SNSに特化した営業なしで集客するノウハウが学べます。
独立してから安定して働きたい方や、マーケティング以外の強みを作りたい方におすすめです。
■デジプロ
Webマーケティングスクール人気NO.1のスクールです。
現役のWebマーケティングのプロが直接指導、実務ですぐに使えるスキルが学べるといった特徴があります。
また、デジプロでは転職支援も行っています。
実務経験を積むために転職を考えている方や、将来的にWebマーケティングで独立したいと考えている就活生にもおすすめです。
Webマーケティングスクールはオンライン受講が多いため、実態がよくわからず「怪しい」「胡散臭い」と感じる人が少なからずいます。
実際に「スクールに入ったものの中身が無かった」という話もありますので、スクールに不安を持ってしまうのは自然なことです。
スクールを選ぶ際は「会社情報や特定商取引法に基づく表記がある」「返金対応がある」「無料相談会などがある」といった情報を確認すると比較的安心できるでしょう。
Webマーケティングで独立した後の働き方
Webマーケティングで独立したあとの働き方は、以下の3つとなります。
- フリーランスとして仕事を受注する
- 法人化して会社を設立する
- 法人化しつつ個人でも仕事を受注する
順番に解説します。
フリーランスとして仕事を受注する
フリーランスとは会社などの組織に属さず、自分のスキルを生かし仕事を受注する働き方です。
フリーランスとして仕事を受注する方法としては、クラウドソーシングに登録して案件を獲得したり、クライアントと直接契約を結ぶ方法があります。
仕事の取り方についてはこちらの見出しでも解説しています。 「独立後に仕事を獲得していく4つの手段」 |
法人化して会社を設立する
法人化して会社を設立し、事業を拡大して運営する働き方です。
自分でサービスを展開していくため案件を獲得していく仕事に比べると自由度が増します。
また、収入は青天井のためモチベーションが高まるでしょう。
一方で顧客のニーズを捉えたり、自社サービスを展開する高い企画力が必要になります。
法人化は赤字でも税金がかかったり法人登記の際には費用がかかりますので、ある程度仕事が軌道にのってから法人化すると良いでしょう。
法人化しつつ個人で仕事を受注する
法人化してからも個人で仕事を受注することが可能です。
この働き方は収入源を複数作ることが可能なため、独立後の「収入が安定しない」という不安を減らせます。
さらに会社で培ったノウハウを個人の仕事に活かしたり、その逆もまたしかりで、結果として仕事全体のスキルを高める相乗効果を生み出せます。
筆者の周りでも法人化しつつ個人で仕事を受注している経営者がいますが、法人化で経験した知識を個人の仕事に活かして高単価案件を獲得しています。
Webマーケティングで独立後の年収事情
Webマーケティングで独立するとどれくらい稼げるのか気になりますよね。
ここでは「フリーランスになった場合」と「起業した場合」のそれぞれの年収事情を紹介します。
フリーランスの場合
Webマーケティングに関する情報メディア「イールドマーケのデジマブログ」の調査によると、フリーランスの場合の年収は300万円~400万円の割合が一番多くなっています。
フリーランスの場合、案件の単価や働き方に左右される部分も大きく、下は100万円以下、上は1000万円以上という方もいます。
起業した場合
起業して自社サービスを運営している方の場合、年商2,000万円~5,000万円以上といった方が多い印象です。
筆者の知り合いの経営者も年商3000万円ほどと聞いています。
事業が軌道に乗るまで時間がかかりますが、収入の頭打ちはないため起業すると大きく稼ぐチャンスが持てます。
Webマーケティングの独立で失敗する3つの原因
Webマーケティングの独立を失敗で終わらせないために、あらかじめ原因を知っておきましょう。
独立が失敗する主な原因は以下の3つです。
- 知識や経験を積む努力を怠る
- 案件を取り過ぎて処理能力を超えてしまう
- 新しい技術や案件に乗り遅れる
順番に確認していきましょう。
知識や経験を積む努力を怠る
1つ目の原因は知識や経験を積む努力を怠ることです。
Webマーケティング業界では、一度習得した知識がいつまでも通用するとは限りません。
企業も既存の商品を市場に合わせて改良したり、パッケージをマイナーチェンジしたり、新しいサービスを打ち出したりしていますよね。
独立したのであれば、自身を成長させていかないことにはあっという間にクライアントから求められなくなってしまいます。
独立がゴールではなく独立をスタートとしてとらえ、自身のスキルアップを怠らないようにしましょう。
案件を取り過ぎて処理能力を超えてしまう
収入を増やしたいからといって案件を取り過ぎてしまうと失敗の原因となるので注意しましょう。
自身の処理能力を超えた業務を抱えてしまうと、クオリティが十分でない仕事をクライアントに提供してしまいます。
結果、仕事が受注できなくなってしまうでしょう。
筆者もフリーランスになりたての頃は「早く収入を増やそう」「たくさん経験を積んで早く成長したい」と力が入り、案件を取り過ぎてしまった経験があります。
「仕事の質を落としてしまう」という危機を感じると同時に、体調を崩してしまいました。
フリーランスになりたての頃はまだペースを掴めていないこともあり、業務量を増やしがちなので注意してコントロールしていきましょう。
新しい技術やトレンドに乗り遅れる
Webマーケティング業界はトレンドや市場の変化が早く、ついていけないと仕事ができません。
現在うまくいっている施策でも、翌月には失速する可能性もあります。
市場の動きをキャッチして新しい技術を身につけて対応していかなければ、案件を取り続けるのは難しいです。
日頃から世の中の流行を追ったり、Webマーケティング企業のセミナーに参加するなど情報収集を習慣にしておくと良いでしょう。
Webマーケティングの独立で失敗しないために必要なスキルとは
Webマーケティングで独立するにあたり、最低限身につけておきたいスキルがあります。
- Webマーケティングの基本スキル
- 論理的思考
- コミュニケーションスキル
Webマーケティングで独立を考える方は、上記のスキルは必ず身につけておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
Webマーケティングの基本スキル
当然ですがWebマーケティングの基本スキルは必要です。
最低でも「Webサイト構築スキル」「SEO・Web広告の知識」「データ分析・収集スキル」は身につけておきましょう。
本記事の見出し「Webマーケティングで独立する2つの例を紹介」で解説した独立方法であれば、Webマーケティングの基本スキルは習得できているはずなので問題ありません。
いきなり独立だけはしないようにしましょう。
論理的思考
論理的思考とは、伝えたい主張に向けてその根拠を筋道立てて考えることです。
Webマーケティングは様々なデータを元に、仮説を立ててサイトを改善したりクライアントに施策を提案するため、論理的思考は必須です。
施策を行う際に「YouTube広告をやってみよう!」といった具合でとりあえず施策をうっても売り上げが上がらないことは想像できますよね。
また施策をクライアントに説明する際、筋道をたてて話さないと納得してもらえません。
論理的思考を身につけるために、日頃から筋道たてて考えることを意識して鍛えておくと良いでしょう。
コミュニケーションスキル
Webマーケティングの仕事は1人で作業する以外に、他部署との交流やクライアントの対応といった自分以外の人と関わる業務が意外と多いです。
独立後、クライアントと良好な関係を築けるかどうかで収入や今後の自社の成長が変わります。
コミュニケーションがうまく取れていれば、お互いの考えていることをくみ取りやすく仕事がスムーズに進みます。
加えて、コミュニケーションが取れているとお互いの信頼関係が構築され、長い付き合いになる可能性もあります。
独立後、本当に一人にならないためにコミュニケーションスキルは身につけておきましょう。
独立後に仕事を獲得していく4つの手段
独立後はいわゆる実績ゼロからのスタートです。
継続の顧客もいないため、まず自分で仕事を取っていく必要があります。
このあと独立後に仕事を獲得する主な手段4つを紹介します。
自身に合った方法を見つけてください。
1.フリーランスエージェントに登録
フリーランスエージェントとは、フリーランス向けの仕事を紹介する仲介サービスです。
登録すると、フリーランスエージェントの担当者からカウンセリングを受け、自身に合った仕事を紹介してもらえるという流れになります。
それぞれのエージェントで得意分野や扱う企業も変わってきます。
自身のスキルや、サービスの好みが合うものを登録してみると良いでしょう。
▼フリーランスエージェント例
フォスターフリーランス フォスターフリーランスは、1996年のサービス開始以降、20,000人を超えるITエンジニアに案件のご紹介から、就業中のサポートまで一人ひとりに合わせたサービスを提供しているITフリーランス専門のエージェントです。 引用:FREELANCE START |
Marketer Agent マーケティング特化型の案件紹介サービス |
ITプロパートナーズ 直接企業と契約できる案件を紹介週2日~OK |
2.クラウドソーシングで案件を取る
クラウドソーシングとは仕事を受けたい人と仕事を頼みたい人を結びつけるサービスです。
フリーランスエージェントのサービスと似ているので混同しがちですが、違いについては下記で解説しています。
「クラウドソーシングサイトとフリーランスエージェントの違い」 ■クラウドソーシングサイト・・・フリーランサーと企業をクラウド上でマッチングするWebサービス。手数料はフリーランサー側が負担し、専門スキルを活かした単発の実務案件が多め。 ■フリーランスエージェント・・・登録しておくとおすすめの案件をエージェントが紹介してくれるサービス。月額契約やプロジェクト単位での案件が多いことが特徴。 |
クラウドソーシングで出ている案件は初心者OKのものや、比較的ハードルが低い案件が多めです。
実績が少ないうちはクラウドソーシングで経験を積むと良いでしょう。
▼クラウドソーシング例
3.企業に直接営業する
3つ目は企業に直接営業をする方法です。
フリーランスエージェントやクラウドソーシングは仕事や案件を獲得しやすい一方で、報酬の10~20%ほど手数料として運営会社に支払う必要があります。
そのため手取り収入を増やしたい方は企業に直接営業をかけていきましょう。
営業方法は企業のHPやSNSから直接連絡をします。
ちなみに直接営業のハードルは高く、そもそも実績がないと企業は振り向いてくれません。
直接営業する際は、企業から欲しいと思われる人材になるための実績を積んでから挑戦すると良いでしょう。
4.SNSを活用する
今はX(旧Twitter)のようなSNSも、案件を獲得する方法の1つとなっています。
自身でSNSを運用し、アカウントに興味をもった企業から連絡をもらい仕事を取っているマーケターも多くいます。
しかし適当な運用では企業からスカウトをもらうことはできません。
ユーザー視点に立ち、企業の課題解決できるような内容を発信することで目に止めてもらいやすくなります。
SNS運用の勉強も兼ねて運用してみても良いでしょう。
Webマーケティングの独立で失敗してしまったら
独立が失敗したとしても再就職が可能ですし、独立のための事業資金はほぼかからないため、借金を抱える心配もありません。
筆者の周りでは、フリーランスとしてうまく仕事が取れなかったり働き方が合わず辞めていった方は会社員に戻ったり、副業でWebマーケティングを続けています。
会社を立ち上げて法人化する場合はそれなりに資金なども必要になってきますので、いきなり起業するのではなくフリーランスからスタートし、経験を積んでいくのが安心でしょう。
【まとめ】コツをおさえればWebマーケティングの独立で失敗するリスクは減らせる
以上、Webマーケティングの独立方法から仕事の取り方、失敗してしまう3つの原因を解説しました。
Webマーケティングの独立で失敗しないためには経験やスキルを身につけてからチャレンジすることが大切です。
独立後は、新しい技術を取り入れたり勉強を怠らなければ安定して仕事を取っていけるでしょう。
Webマーケティングでの独立に元手はほとんどかかりません。
低リスクで場所や時間に縛られず自由に働く生活スタイルに挑戦できます。
Webマーケティングで独立を考えている方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Webマーケティングで独立をお考えの方は、Webマーケティングオンラインスクールマーケウィル(MarkeWill)をご利用ください。
現役Webマーケターの講師が実際の業務で使えるスキルをお伝えします。また案件獲得もサポートいたしますので、受講後すぐにWebマーケターとして働き始めることも可能です。
現在、マーケウィル(MarkeWill)では無料相談を受け付けています。Webマーケティングでの独立に関する疑問やお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。