「動画編集を独学で学びたいけど、うまく進められる気がしない…」
独学はスクール学習に比べて費用を抑えられるので、独学で学びたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、独学はスケジュール設計やモチベーション管理において難易度が上がるため、挫折する方が多いのも事実です。
そこで本記事では、動画編集の独学成功率を高めるために、動画編集の独学ロードマップやロードマップ通りに進めるコツ、注意点などを解説します。
動画編集スキルを独学で身につけ、収益化を達成したい方はぜひ最後までご覧ください。
【完全ガイド】動画編集の独学ロードマップ
完全未経験から動画編集で仕事を獲得するまでの独学ロードマップを、ステップごとに解説します。
- 動画編集に使用するソフトを選ぶ
- ソフトの基本的な機能や使い方を覚える
- 動画編集の基礎スキルを身につける
- 3分程度の動画を作成する
- より実践的な技術を学ぶ
- ポートフォリオを作成する
- 実際に仕事を獲得する
手順ごとにポイントを確認しましょう。
STEP1:動画編集に使用するソフトを選ぶ
動画編集ソフトには、無料のものから有料のものまで様々な種類があります。
それぞれ機能や使い勝手が異なるため、自分の目的やスキルに合ったソフトを選ぶことが重要です。
特におすすめのソフトは、以下の3つです。
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
- DaVinci Resolve
Adobe Premiere Proは有料の動画編集ソフトであり、高度な編集機能と豊富なプラグインといった幅広い機能を備えています。
動画編集初心者からプロの方まで幅広く利用されていますが、学習コストは高めです。
Final Cut ProはMacユーザー向けの設計で、使いやすさと高機能性を兼ね備えた動画編集ソフトとなっています。
DaVinci Resolveは、動画編集、カラーグレーディングなどを行えるオールインワンのソフトウェアです。無料版も提供されているため、費用をかけずに利用することもできます。
STEP2:ソフトの基本的な機能や使い方を覚える
ソフトを選んだら、基本的な機能や使い方を覚えましょう。
チュートリアル動画や書籍などの参考資料を活用し、以下の操作方法を学びます。
- カット編集
- テロップ挿入
- BGM・効果音挿入
- エフェクト
- サムネイル作成
上記の操作方法は、どのソフトでも共通している部分が多いため、一度覚えてしまえば他のソフトにも応用できるメリットがあります。
STEP3:動画編集の基礎スキルを身につける
続いて、動画編集の基礎スキルを身につけましょう。
身につける基礎スキル | |
カット編集 | ・不要な部分のカット ・シーンの入れ替え ・カット部分は自然に繋ぎ合わせる |
テロップ挿入 | ・視聴者の理解を促進する内容 ・テロップの色 ・フォント ・大きさ調整 ・文字を詰め込みすぎない |
BGM・効果音挿入 | ・雰囲気に合ったBGM選び ・場面ごとにBGMを切り替える ・BGMと効果音挿入の音量に注意 |
エフェクト | ・見やすさを促進するエフェクト選び ・エフェクトは必要最低限にとどめる |
サムネイル作成 | ・クリックを促進するサムネイル作成 ・ネタバレにならないよう注意する |
上記のポイントを意識すると、効率的に基礎スキルを身につけられます。
STEP4:3分程度の動画を作成する
これまでの学習で学んだスキルを活かして、実際に3分程度の動画を作成してみましょう。
実際に動画作成する際のポイントは、以下の通りです。
- 視聴維持率を意識した構成
- テロップ・BGMを効果的に使う
- タイトル・サムネイルにもこだわる
テロップ・BGMやタイトル、サムネイルなどを視聴者目線で動画を作成すると、動画編集スキルスキルが飛躍的に高まります。
STEP5:より実践的な技術を学ぶ
基礎的なスキルを習得した後は、より実践的な技術を学びましょう。
- モーショングラフィックス
- カラーグレーディング
モーショングラフィックスとは、文字やイラストの静止画に動きや音声を加える編集技術です。
モーショングラフィックスを活用することで、視聴者にインパクトを与えたり、オリジナリティのある表現ができるなど、視覚的な魅力を加えることができます。
カラーグレーディングとは、動画の色調に補正を入れる編集技術です。
カラーグレーディングを活用すると、ユーザーは快適な明るさで動画を見れるようになるため、視聴維持に期待できます。
少し高度な内容ですが、モーショングラフィックスやカラーグレーディングといった実践的な技術も学びましょう。
STEP6:ポートフォリオを作成する
動画編集スキルが身についた後は、ポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオとは、クライアントに自身のスキルや実績を証明するための作品集のことで、過去に作成した動画をポートフォリオとして活用できます。
STEP4で作成した動画をポートフォリオにしたり、新たに作成してもよいでしょう。
STEP7:実際に仕事を獲得する
最後のステップでは、実際に仕事を獲得していきます。
発注者と受注者を繋ぐクラウドソーシングで営業をかけたり、SNSを利用して案件を獲得していきましょう。
これまで仕事を受注したことのない場合、実績がない状態での営業となるので最初は案件獲得までに時間がかかります。
そのため、まずは低単価案件で実績を積み、そのあと高単価案件に挑戦していきましょう。
動画編集の独学をロードマップ通りに進めるコツ
動画編集の独学をロードマップ通りに進めるコツは、以下の通りです。
- ロードマップの全体像を把握する
- 基礎をしっかり固める
- 自分の弱みを分析する
それぞれ解説します。
ロードマップの全体像を把握する
まずは、ロードマップの全体像を把握し、自分がどの段階にいるのかを常に意識することが重要です。
STEP1からSTEP7の全体像を把握することで学習計画を立てやすくなり、仮に行き詰まったとしてもモチベーションが低下しづらくなります。
ロードマップの各ステップで何を学ぶべきか、どのくらいの期間が必要かなどを事前に確認しておきましょう。
基礎をしっかり固める
動画編集スキルは、基礎がしっかりしていないと応用が難しいです。
そのため、最初の段階で基礎をしっかり固めることが重要です。
カット編集、テロップ入れ、BGM挿入などの基本的な操作方法は、時間をかけてしっかりと練習しましょう。
基礎が定着していれば、新しい技術を学ぶのもスムーズになり、難易度の高い仕事に直面した際も対応できるようになります。
自分の弱みを分析する
学習を進める中で、自分の弱みを分析することが重要です。
どこが苦手なのか、なぜ苦手なのかを正しく分析することで、最速で課題を解決できるようになります。
独学では自分の弱みを分析するのは難しいので、以下の通りに実践してみましょう。
- 練習でうまくできない部分を記録する
- 他の人の動画と比べて、自分の動画の改善点を探す
- 客観的に判断できない場合は家族や友人などから意見を貰う
動画編集の独学をロードマップ通りに進める際の注意点
動画編集の独学をロードマップ通りに進める際は、以下の点に注意しましょう。
- すぐに習得できるとは限らない
- 独学では理解が難しい箇所も存在する
- 自分に合った教材を選ぶ必要がある
1つずつ解説します。
すぐに習得できるとは限らない
動画編集スキルは、すぐにマスターできるものではありません。
特に初心者の場合、動画編集ソフトの基本操作を学ぶだけでも時間と労力がかかり、挫折する方も多いです。
STEP1からSTEP6までたどり着くには、早い人で1ヵ月〜3ヵ月、学習に時間がかかる人で半年〜1年かかります。
1つ1つ着実にスキルを身に付けることで、最終的に動画編集を仕事にできるようになるので、焦らず長期的にスキルを磨きましょう。
独学では理解が難しい箇所も存在する
動画編集には、専門用語や専門技術が多く含まれています。
1つひとつ調べていると学習のスピードが遅くなりますし、自分1人では理解が困難なことも多いです。
独学自体に難しさを感じている場合、プロの講師からサポートしてもらえる動画編集スクールも検討してみましょう。
自分に合った教材を選ぶ必要がある
動画編集の教材は多種多様ですが、自分の学習スタイルや目標に合ったものを選ぶことが重要です。
例えば、YouTube動画や書籍、オンラインコースなどさまざまな形式があるので、自分に合ったものを選びましょう。
1つの教材だけに頼らず、複数の教材を組み合わせることも有効です。
異なる視点やアプローチを組み合わせることで、より幅広い知識を得ることができます。
動画編集の独学はロードマップ通りに進める方法がおすすめ
本記事では、動画編集の独学ロードマップやロードマップ通りに進めるコツ、注意点などを解説しました。
動画編集に限らず、独学でスキルを身につけるのはそう簡単ではありません。
しかし、ロードマップを使って勉強を進めると、自分のスキルレベルを客観的に把握できるため、挫折しにくくなります。
なお、それでも動画編集の独学が難しいと感じた場合は、オンライン講座の受講がおすすめです。
「継続できない」「1人では不安」という方は、プロの講師からサポートを受け、確実に動画編集スキルを習得していきましょう。