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Webライティングで注意すべき著作権法を徹底解説【初心者ライター必見】

2023年12月17日



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北山貴郁|Sicuro株式会社代表取締役

インターネット広告代理店でキャリアをスタートし、広告運用・新規営業などの業務を行う。その後、教育系ベンチャー企業にて教育サービスの責任者として、Webマーケティング戦略立案・プロモーション施策(インターネット広告・コンテンツマーケティングなど)・プロダクト開発に携わる。 2022年11月、Sicuro株式会社を創業し、業界問わず様々な企業様のwebマーケティングの支援を行う。

「著作権法ってどんな法律?」

「Webライティングをする際に知っておくべき法律・ルールはある?」

これからWebライティングを始めようとしている場合、上記のように悩んでいる方も多いでしょう。

本記事では、著作権の基本ルールや著作権を侵害した際の罰則から、著作権を侵害しないためのライティング術を中心に解説します。

記事の後半部分では、著作権を勉強する方法や著作権以外の知っておくべき法律・ルールなどを解説するので、記事を読めばWebライティングの法律に違反するリスクが下がります。

最後まで読み、法律に詳しいプロのWebライターとして仕事を受注できるようになりましょう。

著作権とは

著作権とは、創作した著作物を他人が無断で使用することを防ぐための権利です。

著作物とは、日本の法令の条文を掲載している法令リードによると、「思想又は感情を想像的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」をいいます。

少し難しいので例を挙げて説明すると、芸術家が作成した絵画や音楽家が作曲した楽曲などが当てはまります。

著作者の許可なしに楽曲やイラストなどを無断利用すると、著作権侵害に当たり罰則が科せられるので、他人の創作物を利用する際は十分な注意が必要です。

著作権を侵害した際の罰則

著作権を侵害した際の罰則は、以下の通りです。

著作権を侵害した際の罰則
著作人格権:5年以下の懲役又は500万円以下の罰金
著作財産権:10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金

著作権を侵害すると、罰金だけでなく懲役が科せられる可能性があります。

著作権侵害の罰則から「Web上の話だからそんなに重い罪ではないだろう」と、絶対に軽視してはいけない権利だと分かりますね。

著作権を侵害しないためのWebライティング術

「法律は理解したものの、ライター初心者だから著作権侵害が怖い」という方は、以下3つのポイントを押さえましょう。

  • 基本は自分の言葉でまとめる
  • 引用ルールを遵守する

それぞれ解説していきます。

基本は自分の言葉でまとめる

他人の文章をコピー&ペーストしてしまうと著作権侵害に当たるので、文章を作成する際は自分の言葉でまとめるようにしましょう。

自分の言葉でまとめられない場合、必要な情報を箇条書きにすると、後から書き換えやすくなります。

ただし、自分なりにまとめても、発注先のクライアントや検索エンジンにコピペを疑われるケースもあるので、納品・公開する前は必ずコピペチェックを行いましょう。

コピペチェックをする際は、「CopyContentDetector」を使用すると、正しいコピペ率を計測できます。

引用ルールを遵守する

他人の文章や画像を使用したい際は、引用ルールを遵守しましょう。

文化庁によると、他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む際は、以下の事項に注意する必要があります。

  1. 他人の著作物を引用する必然性があること
  2. かぎ括弧をつけるなど、自分の著作物と引用部分とが区別されていること
  3. 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)
  4. 出所の明示がなされていること。(第48条)

基本は「他人の制作物は引用しなければならない」と考える必要がありますが、官公庁が作成する憲法・法令は著作権の対象にならないので、引用ルールを遵守する必要はありません。

一方で、イラストレーターなどが作成したイラストなどは、「無断転載禁止」と記載されているケースが多いです。

実はこの場合、著作者に引用ルールを禁止する権利はないので、引用ルールを順守すれば法律的には問題ありません。

しかし、トラブルになる可能性があるので、基本的に「無断転載禁止」と記載されている場合は、著作者の許可を取るか引用しないかを選択しましょう。

Webライティングの著作権を勉強する方法

より深くWebライティングの著作権について勉強したい方は、次の3つの方法がおすすめです。

  • Webサイトで調べる
  • 書籍から学ぶ
  • 資格を取得する

勉強法を知っておくと、法律事項を忘れた際にサクッと復習できるので、現時点で不安を感じていない方も確認しましょう。

Webサイトで調べる

Webライティングをしていると「これは著作権に引っ掛からないかな」と、不安を感じる場合も出てくるでしょう。

仮に、不安を感じた場合には、文化庁の「著作物が自由に使える場合」を参考にすると、正しい法律事項を押さえられます。

しかし、官公庁の作成した記事は理解が難しいので、かみ砕いて理解したい場合はその都度キーワードで検索することをおすすめします。

書籍から学ぶ

著作権について徹底的に学びたい方は、書籍から学ぶ方法をおすすめします。

図解で丁寧に説明されていたり、事例をもとに説明されていたりする本が多く出版されているので、難しい法律事項も確実に押さえられます。

著作権に関する書籍は、以下の3冊がおすすめです。

自分と相性が良さそうな書籍を手に取り、1つずつ学んでいきましょう。

資格を取得する

著作権に関する知識を身につけるには、資格を取得する方法もおすすめです。

資格を取得すると、ルールを守った執筆ができるだけでなく、クライアントから高い信頼を得られる2つのメリットがあります。

著作権を理解してビジネスに活用できる資格は「ビジネス著作権検定」です。

ビジネス著作権検定は、著作権法に精通した弁護士・大学教員等で構成されているサーティファイ著作権検定委員会が運営しています。

ビジネス著作権検定の問題数・試験時間・試験内容は以下の通りです。

問題数・試験時間試験内容
【初級】選択式30問:60分
【上級】選択式40問:90分
【初級】
著作権に関する基礎的な知識著作権法および関連する法令に関する基礎的知識インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識   
【上級】
著作権に関する基礎的な知識著作権法および関連する法令に関する基礎的知識インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識、および応用力について 

著作権以外のWebライティングで知っておくべき法律・ルール

Webライティングでは、著作権以外にも知っておくべき法律やルールがあります。

以下3つの法律・ルールを押さえると、法律違反をしないか不安を抱えることなくライティングできるようになるので、参考にしましょう。

  • 景品表示法
  • 薬機法
  • 秘密保持義務

景品表示法

景品表示法とは、正式に記載すると「不当景品類及び不当表示防止法」という名前の法律で、「不当表示規制」「景品規制」の2つに分けられます。

不当表示規制景品規制
消費者の誤解を招くような広告や虚偽の広告などを禁止する商品を販売するための過度な景品を規制する

つまり、消費者を騙したり惑わせたりする活動を規制する法律ということです。

1つの法律の中に2つの規制がある景品表示法ですが、どちらも消費者を守るという部分は共通しています。

Webライターの場合、アフィリエイトリンクを踏んでもらうためや自社商品を購入してもらうために過度な煽りや誇大広告をすれば、サイト閉鎖に繋がるリスクがあります。

読者を最優先に考えていれば景品表示法には引っ掛からないので、消費を売り込むことばかり考えるのではなく、読者のメリットになるような記事執筆を心がけましょう。

薬機法

薬機法とは、正式名称で「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と言います。

医療品や医療機器等の品質・有効性・安全性を確保するための法律で、製造・表示・販売・流通・広告について定めた法律です。

  • 保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止
  • 指定薬物の規制
  • 医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進

薬機法は医療品や医療機器だけでなく、化粧品などにも表記制限がかかっています。

医療品を製造・販売しないからといって無関係というわけではなく、法律の範囲が医療品・医療機器等に関わる全ての人です。

そのため、医療従事者だけでなく、Webライターやインフルエンサーなどの一般人も薬機法に違反しないよう注意する必要があります。

秘密保持義務

秘密保持義務とは、一定の情報を秘密情報として保持し、外部に公開・漏えい等を防止する義務を言います。

Webライティングの際に発生する秘密保持には、以下のようなものが多いです。

  • 記事を書いたのは自分であること
  • クライアント独自のノウハウ・レギュレーション
  • 作業中に使用しているマニュアル・ドキュメントのURL

つまり、「〇〇社の記事を執筆しています」「あの会社の記事執筆ノウハウは〇〇だから、〇〇のノウハウを盗もう!」などを他社に漏らしてはいけません。

秘密保持義務を破ってしまうと、発注が止まるだけでなく、クライアントに訴訟されてしまうリスクが高いです。

また、秘密保持契約を結んでいなくても、独自のノウハウを漏らさないことはライター業界の暗黙の了解なので、自分の中に留めておきましょう。

ただし、クライアントに「執筆実績にしてもいい」と言われれば、記事を書いたのは自分であることを公開しても問題ないので、実績にしたい場合は交渉してみるのもおすすめです。

著作権やその他の法律・ルールを学びWebライティングをしよう!

本記事では、著作権や著作権を侵害しないためのWebライティング術、著作権を勉強する方法、著作権以外の知っておくべき法律・ルールなどを解説しました。

他人の創作物を引用ルールなしに掲載することは法律違反なので、罰金や懲役刑を科せられるリスクがあります。

「どうせバレないだろう」と考えていると、著作者に訴訟されて大変な事態に発展するリスクが高いです。

特に初心者ライターの方は、法律・ルールを熟知していないため法律面を甘く見てしまう傾向にあるので、本記事で法律・ルールを学び、知識のあるライターとして活動しましょう。

マーケウィル(MarkeWill)は、未経験から副業・フリーランスを目指す方向けのWebマーケティングオンラインスクールです。Webライティングコースでは、現役Webライターが実務に役立つスキルの習得をサポートいたします。

Webライティングに関する疑問やお悩みがあれば、いつでもご相談ください。

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インターネット広告代理店でキャリアをスタートし、広告運用・新規営業などの業務を行う。その後、教育系ベンチャー企業にて教育サービスの責任者として、Webマーケティング戦略立案・プロモーション施策(インターネット広告・コンテンツマーケティングなど)・プロダクト開発に携わる。 2022年11月、Sicuro株式会社を創業し、業界問わず様々な企業様のwebマーケティングの支援を行う。

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