webライティングは、執筆の専門分野を持つことで稼ぎやすくなります。
しかしwebライティング初心者の場合「どの分野からチャレンジしたらいいのか」「自分に専門分野が持てるのか」と悩む方も多いでしょう。
今回は、初心者が専門分野を獲得する6つの方法を解説します。稼ぎやすい分野も紹介していますので、ぜひ今後の活動にお役立てください。
Webライティングで専門分野を持つメリット
webライティングで専門分野を持つと、以下のメリットが得られます。
①案件を獲得しやすくなる ②高単価案件を獲得できる ③継続案件につながる |
順番に確認していきましょう。
①案件を獲得しやすくなる
専門分野を持つと、案件を獲得しやすくなります。
「〇〇専門ライター」という肩書きと、そうでないwebライターでは、前者の方が説得力や信頼性を感じられます。
さらに専門分野での執筆実績があれば、より案件獲得率が高まります。
②高単価案件を獲得できる
専門分野を持つことで、正確性、確かな根拠、経験などを執筆内容に反映させられるため、高単価案件で取引が可能です。
誰でも書ける内容の案件は、どうしても単価が低くなります。
専門分野を持っているライターは少なくクライアントからも重宝されますので、「単価が上がらない」と悩む方は専門分野を作っておくとよいでしょう。
③継続案件につながる
専門の知識があるライターの信頼性は、「継続」案件にもつながります。
クライアントの立場で考えると、質の高い記事をライターに書いて欲しいと思うものです。
そのため、信頼できるライター=「〇〇専門ライター」に継続して依頼をする傾向があります。
継続案件は安定した収入を得られるだけでなく、「応募の手間がはぶける」「仕事の計画を立てやすくなる」「精神的に安定する」など、メリットが大きいです。
単発案件しか獲得できないと稼ぎ続けるのは難しいので、早めに専門分野を作っておきましょう。
Webライティング初心者が専門分野を獲得する6つ方法
それでは、webライティング初心者が専門分野を獲得していくための方法を紹介していきます。
①色んな案件に挑戦する ②得意なこと・興味のあることを調べる ③本を読む ④自分で実践してみる ⑤専門家の話を聞く ⑥資格を取得する |
実施できそうな方法から試してみましょう。
それでは、1つずつ解説します。
①色んな案件に挑戦する
初心者の方が書きやすい分野を知るためには、色んな案件に挑戦することが有効です。
webライティング経験がない方は「私には無理かも…」と最初から諦めがちですが、書いてみると筆が進む場合があります。
挑戦していく過程で「この分野は楽しい」「書きやすい」「苦手だな」など、得意分野が絞られていきます。まずはさまざま案件にチャレンジしていきましょう。
②得意なこと・興味のあることを調べる
すでに得意なことや趣味などがあれば、その知識を深めていきましょう。
好きなことや、基本知識が備わっているものというのは、調べる作業が苦に感じず、知識を吸収しやすくなります。
得意な分野に絞り実績を積み上げることで、早く「〇〇専門ライター」になれますよ。
③本を読む
本で知識を得ることは、専門性を高めるために必要です。
本にはインターネットでは得られない情報が詳しく解説されています。5〜10冊ほど読むと、その分野において共通している内容が分かってきます。
共通する内容はその分野では理解しておくべきことになりますので、しっかり習得しておいてください。
本で得た知識は深みが出るため、他の記事と差をつけることもできますよ。
④自分で実践してみる
専門分野の知識を習得したら、実際に経験してみることでより専門性が高い記事が書けます。
情報が書いてあるだけの記事と、実際の体験が書かれている記事では、後者の方が価値が高くなります。
このように自分だけが知る情報を一次情報と言いますが、一次情報はSEO的にも有効なため、クライアントから求められるライターになることができるでしょう。
※SEO(検索エンジン最適化)とはGoogleなどの検索エンジンの検索結果において、特定のwebサイトが上位に表示されるように調整する手法のこと 参考文献:Wordpress SEO内部対策 著:瀧内 賢 |
⑤専門家の話を聞く
「もっと専門的な知識を得たい」という方は、専門家の話を聞きに行くのもおすすめです。
生の声ほど学べるものはありません。
もし周りに「ファイナンシャルプランナー」や「宅地建物取引士」等の資格を保持している方がいたり、実際に勤務している方がいれば、ぜひ話を聞いてみてください。
⑥資格を取得する
資格は知識を可視化できるため、専門性をアピールしやすい方法です。
資格を保持しているだけでクライアントから高い信頼が得られるでしょう。
そのため、案件も獲得しやすくなり、安定した収入につながります。
本で勉強する代わりに、資格取得を目指しながら知識を習得していくのもおすすめです。
Webライティングで稼げる分野6選
webライティングで稼げる分野はこちら。
①金融 ②医療・健康 ③美容 ④IT ⑤不動産 ⑥法律 |
自身の得意な分野と稼げる分野は一致しないかもしれませんが、収入アップを目指すのであれば上記の知識を深めましょう。
1つずつ紹介します。
①金融
金融の分野は難しく、株式や保険、投資信託などを正しく理解している方はあまりいません。そのため、銀行や証券会社での勤務経験があるライターは、高単価で取引できます。
そのうえ、金融の分野は将来の不安などから読者のニーズが高いため、安定して稼ぐことができるでしょう。
②医療・健康
医療・健康の分野は、人の命にも関わるため、専門性が高く、正しい知識が必要です。
記事執筆の際に信頼性を担保するため、ライター名と、医師免許や看護師資格があることを記事内に明記することが多く、無資格では医療・健康系の執筆は難しいでしょう。
実際に医療現場で勤務している方の意見を求めるクライアントも多いため、医療従事者はwebライター初心者でも高単価で採用される場合があります。
③美容
美容分野は、表現方法に厳しい決まりがあるため、高単価で発注されることが多いです。
医薬品や医療機器の品質や安全性を伝えるために、製品紹介の文章表現は「薬機法」で規制されています。
また、商品やサービスの品質、内容、価格を誤って表示しないように「景品表示法」という法律もあります。
そのため、「薬機法」「景品表示法」の知識の証明となる「薬機法管理者資格」を保持するwebライターは高単価で取引できます。
ちなみに、美容分野では脱毛が人気です。脱毛サロンに通っていた経験がある方や勤務経験がある方は、資格がなくても高単価案件を獲得できます。
④IT
AI、ブロックチェーン、サイバーセキュリティなど、IT分野は非常に価値があります。
IT技術の進歩は早く、日々新しい製品が登場しています。それらを理解し、正しく使用するためには、わかりやすく正確な情報が必要です。
しかし、IT知識が豊富なライターが少ないため、IT分野の執筆は高単価で募集されています。
⑤不動産
不動産は大きな金額が動くため、情報の正確さが求められます。よって、不動産会社で勤務経験がある方や、宅地建物取引士の資格を保持するwebライターは重宝されます。
家やマンションを購入するという大きな買い物の前には、ユーザーはさまざまな情報を調べるでしょう。そのため、不動産分野の記事は需要が高く、単価も高くなります。
ちなみに、少し単価は下がりますが不動産分野は未経験でも執筆できる場合があります。
「部屋を借りたことがある」「家賃交渉がうまくいった経験がある」「退去費用を抑えるコツを知っている」など、このような情報を持っている方は不動産分野に挑戦できます。
⑥法律
法律系も専門性が高く、稼ぎやすい分野です。
法律系のライターは、「法律の解説」「トラブルの手助けをする」「司法書士試験の解説」といった執筆を行うことが多く、読者にとって大変価値のある存在となります。
たとえば、雇用法についての記事を書く場合、webライターは労働者の権利、雇用者の義務、労働時間や給与に関する規定などを明確に説明する必要があります。
また、具体的な事例を用いて、法律が実際の状況にどのように適用されるかを示すこともありますので、一般のライターは対応できません。
また、情報の正確性を徹底的に担保する必要もあり、これらのことから法律系の単価は高くなるのが一般的です。
Webライティング初心者が書きやすい分野4選
初心者の方がいきなり稼げる分野に挑戦するのはハードルが高いので、書きやすい案件からこなしていき、webライティングに慣れていきましょう。
webライティング初心者におすすめの分野はこちらです。
①恋愛 ②旅行 ③子育て ④料理・グルメ |
順番に紹介します。
①恋愛
恋愛の分野は専門知識を必要としないため、初心者でも書きやすいです。
クラウドソーシングサイトでは「過去の恋愛経験」や「マッチングアプリを利用したことがある人」「婚活サービスで働いていた人」といった案件の募集が多く出ています。
恋愛の悩みは多くの人が抱えています。そのため、恋愛の悩みを乗り越えてきた経験があれば読者にとって参考になる記事が書けるでしょう。
②旅行
旅行の分野は「〇〇へ行ったことがある人」など、オリジナルな内容を書く案件が多いです。
特に資格が必要ない分野ですが、現地に出向いて施設などを利用していないと執筆できません。そのため、体験談を語れる方は初心者でも案件を獲得しやすくなります。
訪れたことがある場所の執筆募集を見かけたら、ぜひチャレンジしてみてください。
③子育て
子育ての体験や知恵などを執筆する案件も、オリジナルな体験を求められることが多いです。
実際に使用したことがあるおもちゃのレビューや、子供の食事、教育に関することなど、子育て分野の案件は豊富です。
しかし、主婦でwebライターをしている方は全体のwebライターの1/4程を占めており、子育て分野の案件は倍率が高くなる傾向があります。
④料理・グルメ
料理やグルメの分野も、主婦ライターに人気があります。
宅食サービスの紹介、コンビ二スイーツやお取り寄せ商品のレビューなどは主婦になじみがあるため、挑戦しやすく応募がよく集まる分野です。
もし「管理栄養士」や「調理師」といった資格を保持しているのであれば、案件を獲得しやすくなるでしょう。
未経験分野の執筆は可能?
結論からお伝えすると、「可能」です。
webライティングの仕事は、読者の手間をはぶいてあげることも担っています。
そのため、読者が知りたいことを代わりに調べて、読みやすくまとめてあげれば価値のある記事となります。
もちろん、記事のテーマについて詳しいほど記事の質は高められますが、正しい情報を見極めてテーマに沿ったリサーチができれば、未経験分野でも執筆可能です。
全webライターが専門分野のみを執筆しているわけではありません。むしろ、稼いでるライターはどんな分野でも記事を書き上げます。
ただ初心者のうちは難しいので、自身の興味あるものから経験を積んでいくとよいでしょう。
まとめ
今回は「webライティングで専門分野を獲得する方法」について解説しました。
専門分野を持つと高単価案件を獲得しやすくなる、安定した収入につながるなど、得られるメリットが大きいです。
webライティングを始めたばかりの方は「自分には得意分野がない」と考えがちですが、さまざまな案件をこなすことで書きやすい分野がみえてきます。
また、資格を取得してこれから専門性を身につけていくことも可能です。
最近はwebライティングを始める方が増えています。本記事を参考にして専門分野を作り、ライバルと差をつけていってくださいね。
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