Webライティングの副業は、特別なスキルが必要なく初心者でも始めやすいところが魅力です。しかし「始め方が分からない」「自分にできるのか不安」と踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Webライティングの始め方6つの手順や、初心者が案件を獲得する3つのコツなどを解説します。
Webライティングで月5万円稼いだ実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Webライティングの仕事内容
まずWebライティングの仕事内容について知っておきましょう。
Webライティングは、WebメディアやブログなどのWeb上の記事を執筆する仕事です。
具体的には企業が運営する情報メディアや、商品を宣伝する記事の執筆、個人で運営しているブログ記事の執筆等があります。
また執筆内容のリサーチ(調べること)や記事内容の組み立てのほか、仕事内容によってはワードプレスに直接執筆したり、記事に使用する画像を選定、作成するといった作業が求められます。
このようにWebライティングの仕事はただ「書く」だけではなく、クライアントの意向をくみ取り、SEO(検索エンジン最適化)を意識した執筆をするなど、さまざまな内容が含まれます。
Webライティングを始めるメリット
Webライティングを始めるメリットは以下の通りです。
- 場所・時間を選ばず働ける
- Webライティング未経験からでも始めやすい
- 個人で稼ぐ力がつく
- 知見が広がる
順番に紹介します。
場所・時間を選ばず働ける
Webライティングの仕事は、自宅やカフェなど場所を選ばず働くことが可能です。
案件を受注したら記事を期日までに納品すればOKなので、本業がない日や、家事育児の合間など、自身の空いた時間で作業が進められます。
下記はWebライターとして活動している方のツイートです。
旅行先や、子育ての合間を有効に活用されていますね。
このようにWebライティングは場所や時間に縛られず働けることが、メリットの1つとなっています。
Webライティング未経験からでも始めやすい
Webライティングは特別なスキルが必要ないため、未経験でも始められます。
Webライティングの案件には「初心者OK」と記載されているものも多くあり、クライアントから提示された構成(タイトルや見出しが入った記事の型)に沿って必要な情報を調べてまとめていけば、記事が出来上がります。
そのためWebライティング未経験でも、基本的な文章が書ければ最初は問題ありません。
納品した記事にフィードバックをくれるクライアントもいますので、仕事をしながら文章スキルを磨くことが可能です。
よってWebライティングは未経験からでも始めやすい副業といえます。
個人で稼ぐ力がつく
Webライターの主な働き方は業務委託のため、会社に頼らず個人で稼ぐことが可能です。
「業務委託とは」業務委託とは、企業が業務の一部を切り出し外部の個人や事業者に委託すること。 引用元:リクルートエージェント |
ライティング業務に絞って案件を受注できるため、効果的にスキルを伸ばしていけます。自身が提供できる価値を高めていけば、会社に頼らずWebライター1本で生活することも可能です。
会社に就職することが真の安定ではなくなった今、個人で稼げる力は将来の自身を助けてくれることでしょう。
知見が広がる
Webライターの仕事は8割がリサーチです。
既に知っている知識でも、執筆する際に情報が足りなければ調べる必要がありますし、自身の得意ジャンル以外の執筆をする機会も多く、自然と知見が広がります。
Webライターとして実績を積むほど知見が豊富になり、るので、案件を受注しやすくなっていきますよ。
Webライティングのデメリット
Webライティングのデメリットを把握しておくことで、挫折しにくくなります。
デメリットは以下の3つです。
- 稼げるようになるまで時間がかかる
- 自己管理能力が必要
- 収入が安定しにくい
順番に見ていきましょう。
稼げるようになるまで時間がかかる
Webライティングは簡単に稼げそうなイメージがありますが、まとまった金額を稼ぐまでには時間がかかります。
Webライターとしての実績がないうちはまず低単価の案件から受けていき、実績を積みあげる必要があります。
初めは執筆に慣れず時間がかかるため、時給換算するとアルバイトやパートの方が稼げると感じるでしょう。
しかし目の前の案件に向き合いスキルアップを怠らなければ、執筆スピードや提供する記事の質は自然と上がっていき、それに伴い収入も増加します。
Webライティングはある程度の収入を得られるようになるまで、下積み期間があると理解しておくといいでしょう。
自己管理能力が必要
Webライティングは個人で仕事を進めていくため、自己管理能力は必須です。
企業に勤めている場合はやる気がなくても「出勤しなければいけない」という強制力がありますが、Webライティングは全て自分次第のため、休みたい時に休めてしまいます。
「今日はいいか…」をくり返しているとあっという間に納期前日なんてことも。
納期に間に合わないなど、クライアントの信頼を裏切る行為は自身の収入にダイレクトに影響します。
自身の体力や確保できる時間などをふまえた上で、スケジュール管理をしっかり行うようにしましょう。
収入が安定しにくい
Webライティングの仕事は業務委託の契約が多いため、収入が安定しにくいところがデメリットです。
継続で案件を受注していても、来月も依頼がある保証はありません。
しかし実績が積みあがってくると案件を受注しやすくなるため、まずは仕事の依頼を受けやすい状態を目指していくと良いでしょう。
Webライティング副業の始め方|6つの手順
Webライティングを始める具体的な手順を解説します。
手順は以下の通り。
- 作業に必要なものを揃える
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 案件に応募する
- テストライティングを受ける
- 合格後、案件を受注し執筆する
- 納品する
一つずつみていきましょう。
1.作業に必要なものを揃える
Webライティングを始める際に必要なものは、パソコンとインターネットが繋がる環境のみです。
また、実際にWebライティングの業務を開始すると、Googleが無料提供するWebサービス「Googleドキュメント」で記事の納品を求められる機会が多くあります。
Googleアカウントがあれば無料で使用できますので、用意しておくとスムーズです。
・Googleアカウントの作成はこちら
・Googleドキュメントの使い方はこちら
2.クラウドソーシングサイトに登録する
Webライティングの作業ができる環境が整ったあとは、クラウドソーシングサイトに登録しましょう。
以下のサイトを活用すると、未経験でも案件を受注しやすいのでおすすめです。
登録後はプロフィールを作成します。
自身の経歴や得意なことなど、できるだけ具体的に記載するようにしましょう。
クラウドソーシングではさまざまなジャンルの案件があるため、趣味が仕事に繋がる可能性があります。筆者の知り合いに実績ゼロからWebライティングを始めた方がいますが、趣味で行っていた「ボディメイク」についてのライティング案件を獲得していました。
また、アイコンは自身の写真か「人」のイラスト、名前はペンネームでも良いので苗字、名前をつけておくのがおすすめです。
クライアントが「安心して任せられる」と思えるプロフィールを作成していきましょう。
3.案件に応募する
「Webライティング」で案件を絞り、気になるものを見つけたら応募していきましょう。
しかし残念ながらクラウドソーシングでは悪質な案件も存在しています。
経験が浅いうちは募集文だけで「怪しい案件」と判断するのが難しいので、以下のポイントを押さえて応募すると安心です。
・テストライティングの単価が異常に低くい ・「初心者OK」なのにやたら単価が高い ・文字単価0.5円以下 ・スタートの文字単価が異常に低いが「文字単価アップ目指せます」と謳っているもの |
このような案件はトラブルに巻き込まれる可能性がありますので、避けて応募すると良いでしょう。
クライアントの評価や口コミも確認してみると安心です。
ちなみに、応募する際の提案文の書き方についてはこの後の「Webライティング初心者が案件を獲得する3つのコツ」で解説しています。
4.テストライティングを受ける
クライアントから仕事の依頼がある前に、ライティングスキルを知るためのテストライティングを求められることがあります。
もしテストライティングが不合格でも、必要以上に落ち込む必要はありません。
もちろんスキル不足という理由もありますが、「サイトの雰囲気とライターの相性が合わなかった」「他に専門的な知識をもった人が現れた」など、たまたま条件がマッチングしなかったケースもよくあるからです。
またテストライティングで執筆した記事も実績として使用することが可能です。(クライアントに許可は必要)
実績が積みあがれば仕事が受注しやすくなりますので、自身とマッチングするクライアントが現れるまで諦めず応募し続けましょう。
これは筆者の肌感覚ですが、10件応募して1~2件テストライティングの依頼がある程度です。
ちなみに案件に応募しても「断りの返信」はこないことがほとんどです。「返信は基本来ない」と理解しておくと必要以上に落ち込まなくてすみますよ。
5.合格後、案件を受注し執筆する
無事テストライティングに合格し、案件を受注したら執筆していきましょう。
レギュレーションといわれる執筆に関する規定が送られますので、規定に沿った執筆をしましょう。
レギュレーションはクライアントごとに異なるので、間違えないように注意が必要です。
また、会社で業務を遂行する時と同様に、不明点があれば自己判断せずクライアントに確認するようにしましょう。
6.納品する
執筆が終わったら納品です。
納品前に以下のチェックを行うようにしてください。
・誤字脱字がないか ・記事のコピペチェック ・レギュレーションに沿った執筆か |
質の高い納品物が提供できれば、次の仕事につながる可能性が高くなります。
納品後にクライアントから修正や追記依頼がある場合もありますが、全て終了するまでが業務の範囲内です。
最後まで責任もって取り組みましょう。
Webライティングを始める時の注意点
Webライティングを始める時の注意点は以下の3つです。
- 低単価案件からスタート
- プロ意識を忘れないこと
- 目的を忘れないこと
一つずつ確認していきましょう。
1.初めは低単価案件からスタートすることを理解しておく
実績がないうちは、低単価案件から地道に実績を積みあげていく必要があります。
仕事を依頼するクライアントからすれば、高単価な案件であるほど確かなスキルがあるライターに頼みたいと思うのが自然です。
そのためWebライティング未経験で始める際は、初心者でも依頼してくれる単価が低めの案件からチャレンジして、実績を作っていきましょう。
2.プロ意識を忘れないようにすること
Webライティングは空いた時間に自由にできるため責任感が薄くなる方もいますが、Webライティングは「ビジネス」です。
お金を頂いている以上、プロ意識を持ち仕事に取り組むようにしましょう。
また以下のようなビジネスマナーは最低限守るようにしてください。
・納期を守る ・返信は速やかに ・クライアント情報を外部に漏らさない |
個人で仕事をしていく上で「信頼」はとても重要な要素です。
自身の収入やキャリアにも直結しますので、プロ意識は忘れずに持っておきましょう。
3.目的を忘れないようにすること
Webライティングは始めるハードルは低いですが、すぐには稼げません。
そのため「パートした方が稼げるんじゃ…」とWebライティングを辞めてしまう方も多々います。
「いざという時のために個人で稼げるようになっておきたい」
「自宅で子どもの側で働きたい」
など自身の理想を掲げておくと、Webライターとしての下積み時代を乗り切ることができますよ。
Webライティング初心者が案件を獲得する3つのコツ
初心者でも案件は獲得できます。
これから紹介する3つのコツを活かして、実績を積み上げていきましょう。
- プロフィールの見せかたを工夫する
- 提案文は相手が求めていることに対してアピールする
- ポートフォリオを作成する
1.プロフィールの見せかたを工夫する
初心者が案件を獲得できるかどうかは、プロフィールの見せかたで変わります。
「初心者ですが頑張ります」など初心者アピールをしていたり、経歴や趣味がほとんど書いてないプロフィールは「依頼したい」と思ってもらえません。
Webライターとしての実績はなくても、本業で培ってきたスキルや知識が執筆に活かせることも十分ありますので、具体的に記載しておきましょう。
また社会人経験がない大学生の方などでも、年齢や趣味が詳しく記載してあれば「20代の流行りのアクセサリーについて執筆してほしい」とマッチングする案件が出てくる可能性があります。
自分の実績やスキル、得意なことを洗い出す作業は少々手間ですが、だからこそ初心者でも案件をとっていくことが可能になります。
クライアントに自身をしっかりアピールできるようなプロフィールを作成しておきましょう。
2.提案文は相手が求めていることに対してアピールする
応募する際にクライアントに送る提案文は、クライアントが求めてる人物を想像して書いていきましょう。
募集文には「○○について詳しい方」「しっかりとリサーチができる方」など初心者でもクライアントが求めてる人物に対してアピールできるポイントがあったりします。
嘘は自身の首をしめてしまうので良くないですが、クライアントが求める人物像に自身が適していることを提案文でアピールできれば、案件を獲得できる可能性が上がります。
一番良くないのは募集文を読まずに他のクライアントにも同じ提案文を送ってしまうことです。
しっかりとどんな人物が求められているか読み取り、提案文を作成していきましょう。
3.ポートフォリオを作成する
実績がないうちは、ブログやGoogleドキュメントで1記事作成しておくと案件を獲得しやすくなります。
クライアントはライターの文章スキルや、どんな文章を書くのかという点を採用の判断材料の一つとしてみています。
募集文に「文章スキルが分かるもの」を求めるクライアントもいますので、そこで何も提出できないのはもったいないです。
多少時間は必要ですが、未来の自分を助けると思ってポートフォリオは作成しておきましょう。
Webライティングで月5万円を稼ぐポイント【実例】
ここではWebライティングで月5万円稼ぐポイントを、実際にライターとして活動している筆者の知り合い(Aさん)の実例を元に紹介していきます。
Aさん/30代 女性5歳、8歳の姉妹の育児をしながらフリーランスWebライターとして活動をスタート。3ヶ月目で月5万円、6ヶ月目で月10万円を達成。 |
これまで受けた単価以上の案件に応募する
月5万円を稼ぐための1つ目のポイントは、今受けている単価以上の案件にチャレンジしていくことです。
実績が浅いうちはどうしても「クライアントの期待に応えられるのか」と不安になりがちですが、良いかどうかはクライアントが決めることです。
Aさん: それまでは文字単価1.5円~の案件しか受注していなかったが、「自分でもできそう!」と思った案件に応募してみたら採用。文字単価4.0円でした。執筆内容はこれまでの案件に比べて難しいところもありましたが、受けたからには全力で取り組み、テストライティングも合格。逆に今までと同じレベルの案件ばかりだとスキルアップもできなかったでしょう。 |
ダメ元でもチャレンジしていくことが、スキル、収入アップに繋がっていきます。
1記事5000文字以上の継続案件を狙う
1記事の文字数が多いと、記事単価が高くなり少ない記事数でも月5万円稼ぐことが可能です。
文字単価1円の場合、5000文字だと「5000円×10記事=月5万円」です。
それが2000文字になると「2000円×25記事=月5万」です。
5000文字だと執筆時間がかかると思われるかもしれませんが、2000文字とすごく大きな差はありません。
効率よく収入を増やすために、なるべく1記事5000文字以上の案件を選んでいくとよいでしょう。
Aさん: 1記事1万~2万文字と、多すぎるものに関しては時間がかかり過ぎてしまうので、経験が浅いうちはあまりおすすめできないです。 |
得意ジャンルをつくる
執筆の得意ジャンルを作っておくと、収入を増やしやすくなります。
例えば美容ジャンルの案件だけ受注していると「美容」の知識がどんどん蓄積されます。
そうなると自分の知識で執筆ができ、リサーチ時間が短縮されます。必然的にトータルの執筆時間が減りますので、ひと月に受けられる案件の量が増え、収入がアップします。
Aさん: 最初は自分がどのジャンルが合うかを見つけたり、実績を作るためにさまざまな案件に応募していく必要がありますが、そうしてるうちに得意なジャンルが分かってきますよ。 |
得意ジャンルを見つけたら応募する案件を絞り、実績を重ねていきましょう。
Webライティングを始める時によくある質問
ここではWebライティングを始める時によくある質問をまとめましたので、参考にしてください。
文章力や特別なスキルは必要?
文章力はあればもちろん良いですが、執筆を重ねるごとに身についていきますので心配いりません。
本やYouTubeなどでWebライティングに必要な基礎知識を学び、実践して身につけていきましょう。
それでも自信がなくて踏み出せない方や、早くWebライターとして稼げるようになりたい方はスクールの受講もおすすめです。
Webライティングの副業は未経験や主婦でもできるの?
基本的な文章を書く力があれば、どなたでも挑戦可能です。
またテーマに沿ったリサーチや執筆は、通勤時間や休日、子育ての合間に作業できます。本業がある方や育児で外に働きに出られない方でも取り組みやすいのがWebライティングのいいところです。
Webライティングで稼げるようになるまでどれくらいの期間が必要?
正直Webライティングである程度稼げるようになるまでの期間は人それぞれです。
本業や育児があってなかなか時間が割けない方と、大学生で1日5~6時間は作業できる方では成長スピードに差が出てくるでしょう。
ただ、先ほど「Webライティングで月5万円を稼ぐポイント【実例】」でもお伝えしたように、向上心を持って取り組んでいける方は比較的早く稼げるようになっていきます。
今日からWebライティングを始めてみよう!
今回はWebライティングの副業初心者向けに、始め方の6つの手順から月5万円を稼ぐみちのりまで解説しました。
Webライティングは未経験でも挑戦しやすい副業です。案件を受注しながらライティングスキルを磨くことができるため、効率よくwebライターとしてのスキルを上げていけます。
本記事を参考に、Webライターとしての1歩を踏み出してみてくださいね!
副業Webライターを目指す方は、Webマーケティングオンラインスクールマーケウィル(MarkeWill)をご利用ください。
マーケウィル(MarkeWill)のWebライティングコースでは、未経験から副業・フリーランスを目指す方向けのカリキュラムをご用意しております。また案件獲得のサポートも可能です。
Webライティングに興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。