Webライティング

【保存版】Webライティングにおけるリサーチの手順を公開!効率アップ4つのコツもお伝えします!



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北山貴郁|Sicuro株式会社代表取締役

インターネット広告代理店でキャリアをスタートし、広告運用・新規営業などの業務を行う。その後、教育系ベンチャー企業にて教育サービスの責任者として、Webマーケティング戦略立案・プロモーション施策(インターネット広告・コンテンツマーケティングなど)・プロダクト開発に携わる。 2022年11月、Sicuro株式会社を創業し、業界問わず様々な企業様のwebマーケティングの支援を行う。

Webライティングにおけるリサーチで重要なのは、記事のターゲットを明確にし、ニーズに合った情報を集めることです。

「上位記事から情報を集めた」だけでは良い記事にはなりません。

本記事では、Webライティング初心者向けに、目的別のリサーチ方法や基本的なリサーチの手順、リサーチ時間を短縮するコツまで紹介しています。

Webライター活動の足がかりとなる記事にしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【前提】Webライティングのリサーチには時間がかかる

まず前提として、Webライティングのリサーチには時間がかかることを理解しておきましょう。

リサーチ時間は記事内容や事前知識の有無にもよりますが、筆者の場合、3000文字程度の記事であればリサーチに3時間ほどかけています。(構成含む)

リサーチは時間がかかって当然で、むしろ時間をかけた方が内容の濃い良い記事に仕上がります。

しかし、やみくもにリサーチしていては時間をかけても良い記事にはなりません。

以降でリサーチの目的や手順、効率アップのコツを解説しますので、Webライティングのリサーチについて、きちんと確認していきましょう。

Webライティングでリサーチを行う目的 

正しくリサーチをするためには、リサーチを行う目的を把握しておく必要があります。

執筆前にリサーチをする主な目的はこちら。

・読者のニーズを把握するため
・信頼できる情報を掲載するため
・独自性が高い情報を掲載するため
・依頼元のサイトの傾向を知るため

順番に解説します。

読者のニーズを把握するため

執筆する記事ごとにメインキーワードが決められていますが、そのキーワードで検索する読者のニーズを満たせると、良い記事が仕上がります。

たとえば、「Webライター 初心者」がメインキーワードだとすると、「Webライター初心者でも案件獲得できるのかな」「初心者でもライターになれるのかな」といった悩みや疑問を抱えている人が検索すると考えられます。

このように、読者のニーズに合った記事を作成するために、事前に必要な情報をリサーチします。

信頼できる情報を掲載するため

記事の正確性はSEOにとって重要です。

SEOとは…Googleなどの検索エンジンにおいて上位表示させるための施策のこと

特に、医療や美容、法律などに関するテーマでは、より信頼性が求められるため、掲載する情報は事実に基づいたものである確証があるものや、公式のサイトなどから情報を集める必要があります。

間違った情報を載せてしまうと、読者に危害を与えてしまう可能性があります。

また、読者が記事を読んだ時に「ほんとかな?」などと信用してもらうことができなければ、今後サイトには来てくれないでしょう。

閲覧数が少ないサイトは価値が低いサイトと判断され、検索順位も下がってしまいます。

よって、信頼できる情報を掲載するためにリサーチが必要となります。

独自性が高い情報を掲載するため

独自性が高いサイトも、SEOには重要です。

検索エンジンから集めた情報だけでは、競合記事と同じような記事になってしまいます。そうなってしまうと、ドメインパワーが強いサイトに勝つことができません。

ドメインパワーとは…検索エンジンからの信頼度を数値化したもので、数値が高いと検索エンジンに上位表示されやすくなります。

また、Googleは実際に経験したことを伝えるなど、独自性を評価すると公表しています。

このたび、検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。状況によっては、そのトピックに関連して実体験をもつ人が作成したコンテンツが最も高く評価される場合もあります。
Google検索セントラル「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加」より引用

もし記事テーマに関する経験や自身の知見がなければ、実際に経験した方の意見を探すなどのリサーチが必要となります。

依頼元のサイトの傾向を知るため

リサーチは、記事の内容に関すること以外に、受注した記事が掲載されるサイトの傾向を知る目的もあります。

たとえば掲載されるサイトが「◯◯です。」「◯◯だろう。」といった表現を用いた堅い雰囲気のサイトにもかかわらず、「◯◯してみよう!」などくだけた表現で執筆していては、サイトの雰囲気に合いません。

また、1つの見出しに対する文章量や使用する漢字など、サイトによって雰囲気は変わります。

Webライターは依頼元(クライアント)のサイトに合わせて執筆しなければなりません。

そのため、掲載されるサイトの傾向を知るためにリサーチを行います。

目的別リサーチ方法

次は目的に応じた具体的なリサーチ方法を紹介します。

これから紹介するリサーチ方法をマスターすれば、Webライターとして良い記事を納品できるようになりますので、1つずつ確認してください。

目的1【読者のニーズを把握する】

まず読者のニーズを把握するためのリサーチ方法を紹介します。

ニーズを掴むためのリサーチ方法はこちら。

・上位記事を調べる
・Yahoo!知恵袋を調べる
・X(旧Twitter)で調べる

順番に解説します。

上位記事を調べる

記事のメインキーワードをGoogleに入力して検索し、上位5位~10位記事ほど読んでいくと、共通する内容があることが分かります。

その内容は、読者が求める内容だということが推測されます。なぜなら検索上位に表示されているということは、読者のニーズを満たしていて評価が高い記事とされているからです。

上位記事のリサーチで、読者が求めている内容を把握することができます。

Yahoo!知恵袋を調べる

Yahoo!知恵袋でキーワードを入れて検索すると、ユーザーのリアルな悩みが分かります。

上位記事から把握できるニーズも大切ですが、リアルな声を知ることで、より読者像が明確になります。

記事を読む読者像が分かると記事の質が上がり、知恵袋で得た悩みにも答えることでよりユーザーにとって有益な記事となります。

競合との差別化にもなりますので、Yahoo!知恵袋もリサーチに活用していきましょう。

X(旧Twitter)で調べる

Yahoo!知恵袋と同様に、読者のリアルな悩みを知るにはX(旧Twitter)で検索するのも有効です。

「Webライター 初心者」で検索すると、下記の投稿がみつかりました。

このポスト(ツイート)から、Webライターとして未経験から働く方法が知りたいというニーズが分かります。

読者のニーズをより正確に把握できますので、ぜひX(旧Twitter)もリサーチ対象として活用してみてください。

目的2【信頼できる情報を掲載する】

信頼できる情報を掲載するためには、国が運営しているサイトなど専門機関のサイトをリサーチしましょう。

たとえば労働災害の例を記事に掲載する場合、厚生労働省のHPに「労働災害事例」がありますので、信頼できる情報として掲載できます。

また、論文などを記事内容の証拠として掲載する方法もあります。

信頼できる情報のリサーチをするのに役立つサイトを下記に紹介していますので、ぜひ活用してください。

e-Start:日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト
e-Gov法令検索:日本の法律や条文を検索できるWebサイト
生活定点:博報堂生活総合研究所による1992年から2022年までの調査データを集めたWebサイト

目的3【独自性が高い情報を掲載する】

独自性が高い情報を掲載する場合は、以下2つのリサーチ方法がおすすめです。

・アンケートを取る
・インタビュー(問い合わせ)をする

順番に見ていきましょう。

アンケートを取る

アンケートを取ると、該当の商品やサービスの経験がある方の意見を簡単に集めることができます。

アンケート結果の数字を掲載したり、アンケートの傾向からどのような評価があったかなどの内容を盛り込めば、オリジナリティある記事が完成します。

アンケートの取り方は、X(旧Twitter)やクラウドワークスで行うのが手軽でおすすめです。

インタビュー(問い合わせ)をする

専門家や経験者にインタビューができる場合は、ぜひ実施しましょう。

実際に聞く話の内容は他では手に入らない確かな情報を得ることができ、読者にとって参考になるはずです。

また、お店の紹介記事などであれば、お店にメールや電話で問い合わせると、HPには載っていない正しい情報や最新情報を得られたりします。

正確で有益な情報を載せるために、インタビューもぜひ実施してみてください。

目的4【依頼元のサイトの傾向を知る】

依頼元のサイトの傾向を知るには以下3つのポイントを意識しましょう。

・サイトの考え方や姿勢を調べる
・トーン&マナーを調べる
・商品やサービス内容を調べる

1つずつ解説します。

サイトの考え方や姿勢を調べる

依頼元のサイトの考え方や姿勢を知っておかないと、違った価値観で執筆した記事を納品してしまうかもしれません。

たとえば、「Webライターで独立できる」という考え方のサイトもあれば、「Webライターで独立するのはやめとけ」といった考え方のサイトもあります。

サイト全体が同じ考え方でないと読者に違和感を与えてしまいますし、クライアントからの評価も落ちてしまうでしょう。

そのため、案件を受注したら依頼元のサイトの考え方や姿勢は必ず調べておいてください。

トーン&マナーを調べる

トーン&マナーとは、サイトの一貫性を出すために定められた文章のルールのことです。

たとえば、クライアントAの記事では「です・ます調」「漢字多め」、クライアントBの記事では「装飾多め」「難しい漢字は使わない」など、サイトごとに表記のルールが違います。

サイトの雰囲気を壊さないように、必ずトーン&マナーを確認しておきましょう。

クライアントによっては、マニュアルに記載されている場合もあります。

商品やサービス内容を調べる

ライターに執筆を依頼するクライアントのほとんどは、掲載記事から自社商品やサービスの販売を目的としています。

そのため、クライアントが提供している商品やサービスの特徴や機能、メリットデメリット、値段などを調べておきましょう。

当然ですが、商品やサービスを知らないことには読者におすすめすることができません。

クライアントが企業の場合は会社HPなどに商品をPRしているページがあったり、また、クライアントから「この商品を訴求してください」など、該当の記事を提示されたりしますので、必ず目を通しておきましょう。

アフィリエイトサイトの記事を執筆する場合は、実際に紹介する商品を体験するのが一番ですが、難しい場合は実際に使用したことがある方に意見を聞いたり、口コミを探すのがおすすめです。

基本的なリサーチの流れ 4ステップ

リサーチの流れを把握すると、作業に迷いがなくなります。

4ステップで解説しますので、確認しておきましょう。

①キーワードで上位記事を検索する

最初に、該当のキーワードで上位記事をリサーチしましょう。

この時、検索履歴や閲覧履歴を記録しない「シークレットモード」で検索するようにしてください。

そうでないと、自身の検索傾向が反映された検索結果が表示されてしまい、正確な順位を知ることができません。

Chromeの場合、キーボードで「Ctrl+Shift+n」を同時に押すと、シークレットモードが表示されます。

②執筆する記事の読者像を定める

次に執筆する記事の読者像を定めていきましょう。

リサーチを進めると、どのような情報が求められているのか、初心者向けの記事なのか、男性向けか女性向けかなどが分かります。

最初は不安かもしれませんが、まずはリサーチから自身が思う読者を定めていきましょう。

自信がないからといって読者を定めない方が、中身の薄い記事となってしまいます。

経験を積むことで、明確に読者を想像できるようになります。

③上位記事、読者像から構成を作る

リサーチした上位記事の構成や、定めた読者像から記事の構成を作っていきます。

上位記事に必ず入っている内容を自分の記事に入れたり、自身が定めた読者に必要だと考えた内容を加えていきます。

Webライター初心者の方が受注する案件には、既に構成が作成されている場合が多いため、その場合は④のステップに進みます。

④記事に必要な情報を集める

構成ができたら、見出しに合わせて必要な情報を集めていきます。

先程紹介した「目的別リサーチ方法」を参考に、リサーチを進めていきましょう。

リサーチの効率を上げる4つのコツ

ここまでリサーチ作業に必要なたくさんの工程を紹介したため、冒頭でお伝えした通り「リサーチは時間がかかるものだ」と実感している方も多いでしょう。

ですが、リサーチを効率よく進めることは可能です。

以降でリサーチの効率を上げるコツを4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

リサーチ時間を決める

1つめのコツは、リサーチ時間をあらかじめ決めることです。

リサーチは続けようと思えば何時間でも続けられてしまいます。あまりに長い時間をかけてリサーチすると、どれも必要な情報に感じてしまったり、辞めどころが分からずどんどん沼にはまってしまいます。

最初に時間を決めておけば、集中して必要な情報を探せるとともに、だらだらと時間だけ消費してしまうことを防げます。

よって、リサーチの時間は最初に決めておくのがおすすめです。

その際、自身がリサーチにどれだけ時間をかけているのか計り、その時間を元に設定時間を決めると良いです。

Chromeの拡張機能「OneTab」を使う

リサーチ作業を一時中断する場合や、リサーチしたページを残しておきたい場合はChromeの拡張機能「OneTab」がおすすめです。

リサーチしていると、画像の上部矢印のように、タブをいくつも開いた状態になります。

一旦パソコンを閉じて後ほど作業を開始したい場合、Chromeの拡張機能「OneTab」(画像右上)を入れておくと、開いているタブが全て一斉に一時保存されます。

再び作業を開始する際はワンクリックで全て復元されますので、また最初から該当のページを探す必要がありません。

複数の案件を同時に作業していたり、作業時間が取れず中断せざるを得ない時にとても便利なので、ぜひ活用してみてください。

▶Chromeの拡張機能「OneTab」はこちら

「site:https://www.◯◯◯/ ◯◯」を使う

該当のサイトから特定のキーワードの情報を知りたい時は「site:」を使うと便利です。

たとえば、国税庁のWebサイト「https://www.nta.go.jp」の中から「扶養」に関する記事のみを表示してみましょう。

サイトURLの冒頭に「site:」を入力し、末尾に「半角スラッシュ」と「扶養」を入れて検索します。

※半角スラッシュの後ろには、半角スペースを入れてください。

すると「扶養」に関するページのみが並びます。(下記画像)

「site:」を使うことで、サイトの中から欲しい情報を探す手間が省け、時短につながります。

「filetype:pdf ◯◯」を使う

「filetype:pdf ◯◯」は、論文などPDF資料を検索する際に便利です。

◯◯の部分に欲しい情報のキーワードを入れると、関連するPDF資料が表示されます。

下記をコピペして、使用してください。

▶「filetype:pdf ◯◯」

まとめ

記事の質は事前に行う入念なリサーチに左右されます。そのため、リサーチには時間がかかるものです。

リサーチをする目的や、正しいやり方、効率化を知らないままだと、いくら時間をかけても良い記事には仕上がらないため、今回紹介したリサーチ方法やコツをぜひ活用してください。

以下、記事のおさらいです。

▼リサーチをする目的

・読者のニーズを把握するため
・信頼できる情報を掲載するため
・独自性が高い情報を掲載するため
・依頼元のサイトの傾向を知るため

▼目的別リサーチ方法

目的1【読者のニーズを把握する】

・上位記事を調べる
・Yahoo!知恵袋を調べる
・X(旧Twitter)で調べる

目的2【信頼できる情報を掲載する】

e-Start:日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト
e-Gov法令検索:日本の法律や条文を検索できるWebサイト
生活定点:博報堂生活総合研究所による1992年から2022年までの調査データを集めたWebサイト

目的3【独自性が高い情報を掲載する】

・アンケートを取る
・インタビュー(問い合わせ)をする

目的4【依頼元のサイトの傾向を知る】

・サイトの考え方や姿勢を調べる
・トーン&マナーを調べる
・商品やサービス内容を調べる

▼リサーチを効率化するコツ

・リサーチ時間を決める
・Chromeの拡張機能「OneTab」を使う
・「site:https://www.◯◯◯/ ◯◯」を使う
・「filetype:pdf ◯◯」を使う

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リサーチのコツを掴めば、質の高い記事を短時間で仕上げられるようになります。

読者やクライアントから信頼してもらえるライターを目指していきましょう。

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北山貴郁|Sicuro株式会社代表取締役

インターネット広告代理店でキャリアをスタートし、広告運用・新規営業などの業務を行う。その後、教育系ベンチャー企業にて教育サービスの責任者として、Webマーケティング戦略立案・プロモーション施策(インターネット広告・コンテンツマーケティングなど)・プロダクト開発に携わる。 2022年11月、Sicuro株式会社を創業し、業界問わず様々な企業様のwebマーケティングの支援を行う。

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